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2010年3月 5日 (金)

恐竜の絶滅

  日本を含む12ヶ国の国際研究チームによって,白亜紀末期に起こった,恐竜などの生物の大量絶滅は,1回の小惑星の衝突が原因であるとの研究結果をまとめた論文が発表された.
  これによると,衝突した小惑星は直径が10~15km,衝突時のエネルギーは広島型原爆の約10億倍,衝突地点付近ではマグニチュード11以上の地震となり,津波の高さは300mと推定されるという.

  先日発生したチリ巨大地震のマグニチュードは8.6(気象庁発表),マグニチュード11の地震というと,エネルギーの大きさはそのチリ巨大地震のざっと4000倍.史上最も規模が大きかったとされる1960年のチリ地震でもマグニチュードは9.5,地球上で起こりうる最も大きな地震がマグニチュード10程度とされているから,この小惑星衝突時の衝撃はそれをも軽く上回っていたということになる.

  そうなると,もしかして近い将来,また巨大隕石が地球に衝突なんてことが起こらないのかなんていうことが気になるところ.ちょっと調べてみたところ,NASAの “current impact risks” によれば,現時点でトリノ・スケール(平たく言えば隕石衝突の危険度を示す指標.0~10で,10が最も危険)で“2”以上はなし,“1”とされているのが2005 YU55(推定直径140m)と2007 VK184(推定直径130m)の2つ.前者は2103年11月10日に地球に衝突する可能性が1万9000分の1(近いところでは2043年11月11日に地球に接近する時で190万分の1で,この時のトリノ・スケールは“0”),後者は2048年6月3日に衝突する可能性が3万3000分の1.現在のところ,万が一よりはるかに低い確率なのでそれを心配するのは文字通り杞憂というものだろう.
  しかし,もし危険な天体が発見されても現在のところそれをどうにかできる手段がないのも事実なわけで,今のうちにそれに必要な技術開発をしておいてほしいところだ.先日の津波もそうだけど,災害に対しては大げさなくらいで丁度いいんじゃないだろうか.

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