« 米政府,有人月探査を断念 | トップページ | 雪景色の上に »

2010年2月 1日 (月)

バンパー Wac

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる バンパー Wac
史上初の2段式液体燃料ロケットであり,史上初めて音速を超えた人工物となった「バンパー Wac」.型紙は “Niels papermodels” から.
  第2次世界大戦後,ドイツから多数のV-2 ロケットを持ち帰ったアメリカは,同じくドイツから亡命してきたフォン・ブラウン博士を開発チームに加え,弾道ミサイル,そしてロケットの開発を進めていた.
  このロケットは,第1段にA-4V-2ロケットを用い,第2段にアメリカで独自に開発された気象観測用ロケット “Wac コーポラル” が使われ,8回の打ち上げが行われた.目的は,2段式ロケットをテストすることにあった.
  最初の打ち上げは1948年5月15日に行われ,最大高度127km,最高速度4,410km/hを記録した.さらに,1949年2月24日に行われた第5回目の打ち上げでは,気温を計測する装置を搭載した5号機が,最大高度393kmを達成,この記録は1957年まで破られることはなかった.

  第1段に使われたA-4V-2ロケットの部分はテクスチャが違うだけで,製作の作業は同じサイトから提供されているA-4V-2ロケットとほぼ同じ.違いと言えば,下部のフィンにピアノ線を曲げて作ったアンテナを取り付けたくらい.苦戦したのは第2段 “Wac コーポラル” の部分.このロケット,実機でも直径はわずか30cm.ということは1/100スケールにすると3mmとなり,Μシリーズのブースターと同じくらいの太さだ.直径3mmの筒を作る作業そのものは結構慣れているのでそれほど苦戦というほどでもなかったが,問題はその先端.この太さの円錐を綺麗につくるのは結構大変だった.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Bumper-Wac

  そして例によって,これまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2010年1月4日
(前列左から,コスモス 3M (Interkosmos-11)マーキュリー・アトラスマーキュリー・レッドストーンマーキュリー リトル・ジョー,バンパー Wac,RTV-A-2 "Hiroc"A-4,中列はMシリーズ,左から,L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴ.後列左から,ソユーズ-U + TMA-1プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)H-ⅡA 202型スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)アリアン
  ・・・コスモス 3Mがちょっと浮いているか?合計20基まであと1基!

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…72,361位(/1,061,563人)国内…2,661位(/28,330人)
Einstein@home 現在の順位 世界…10,291位(/249,459人)国内…223位(/3,686人)

この記事を読んで,「紙を細く丸める作業って,結構ストレスがたまるんじゃない?」と思った方,こちらをクリックして応援の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

|

« 米政府,有人月探査を断念 | トップページ | 雪景色の上に »

ペーパークラフト」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/11449/33203544

この記事へのトラックバック一覧です: バンパー Wac:

« 米政府,有人月探査を断念 | トップページ | 雪景色の上に »