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2010年1月18日 (月)

RTV-A-2 “Hiroc”

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる RTV-A-2 “Hiroc”
RTV-A-2 “Hiroc”.アメリカが第二次世界大戦直後に進めていた戦略ミサイル開発計画「MX-774開発計画」の試験用ロケットである.型紙は “Erick's Models” から.
  MX-774開発計画は,コンソリデーテッド・ヴァルチャー(コンベア)社によって進められていたが,1947年には空軍との契約を打ちきられてしまった.しかし,コンベア社は自己資金も投入,1948年には3基の RTV-A-2 テスト・ロケットを打ち上げた.
  その3基の打ち上げは,いずれも主にエンジントラブるにより,高度30kmに届く程度の「部分的成功」に終わったが,この経験と得られたデータは,後の大陸間弾道ミサイル「アトラス」開発に生かされた.そのアトラスは宇宙開発のロケットとして転用され,マーキュリー計画ではアメリカ初の有人地球周回軌道飛行を達成している.
  なお,“Hiroc” とは “High-Altitude Rocket” の意味である.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→RTV-A-2 “Hiroc”

  例によって,これまでに作ったロケットたちと並べて記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2009年12月25日
(前列左から,コスモス 3M (Interkosmos-11)マーキュリー・レッドストーンマーキュリー リトル・ジョー.RTV-A-2 "Hiroc",A-4,中列はMシリーズ,左から,L-4S-5Μ-4S-2Μ-3C-1Μ-3H-1Μ-3S-1Μ-3SⅡ-1Μ-Ⅴ.後列左から,ソユーズ-U + TMA-1H-ⅡA 202型プロトン-K (ズヴェズダ打ち上げ時)スペースシャトル ディスカバリー (STS-128)アリアン

  小さい.“Hiroc” は実機の全長が9.63m.1/100にすると10cm弱.太さは7.6mm.これまで一番小さかった A-4 よりさらに小さい.さすがに1日で「さくっ」と作れたが,紙を丸める作業,特にノーズコーンを綺麗な円錐形にするのは苦労した.
  「ロケット開発史」シリーズはこれで2基め.こうして模型で開発史を追うというのもなかなか楽しいものだ.

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

SETI@home 現在の順位 世界…72,609位(/1,056,462人)国内…2,658位(/28,223人)
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