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2009年12月11日 (金)

エンタープライズ

  1970年代に始まったスペースシャトル計画.オービターの第1号機には,1976年のアメリカ合衆国憲法発布200年を記念して「コンスティテューション」と名づけられる予定だった.しかし,「スタートレック」の熱烈なファンからぜひ「エンタープライズ」という名前をつけて欲しいという多数の手紙が届けられ,当時のフォード大統領によって「エンタープライズ」と名づけられた.
  しかしこのオービター第1号機はあくまで滑空試験用であり,実際に打ち上げられる設計ではなかった.滑空試験終了後に打ち上げ用に改修される計画もあったのだが,かわりにチャレンジャーが改修されることになって見送られた.そのチャレンジャーが1986年1月28日の打ち上げ直後に爆発事故を起こして失われた時,再び「エンタープライズ」を改修する案が持ち上がったが,ストックしてあった余剰部品から新たなオービターを建造する方が安く上がることが判明,「エンタープライズ」改修案はまた取り下げられ,「エンデバー」が建造された.
  そのスペースシャトルも来年(2010年)には退役の予定.もはや「宇宙船エンタープライズ」が誕生することはないはずだった.

  2004年,民間宇宙船開発に対する賞金制度「ANSARI X PRIZE」の条件を最も早く達成,世界初の民間商業宇宙飛行を目指す,ヴァージン・ギャラクティク社は7日,6人の旅客と2人のパイロットを乗せ,2011年の初飛行を目指して開発され,アメリカ当局の認可を獲得した「スペースシップ2」を公開した.この機体は何と「エンタープライズ」と名づけられる予定.遂に「宇宙船エンタープライズ号」が誕生するのである.

  ちなみに,この宇宙旅行,母船である「ホワイトナイト2」に吊り下げられて離陸,高度約15キロメートルで分離した後「エンタープライズ」自身のロケットエンジンに点火して弾道飛行を行う.乗客は離陸から着陸までの2時間の間に4~5分の無重力状態を体験できる.
  お値段は・・・約1800万円.既に300人もの予約があるそうだが,私には到底無理な話だ.
  ならばということで,ネットをいろいろ探してみると,あるんだな,これが!さすがに「エンタープライズ号」はまだ見つからないが,その前身となる「スペースシップワン」と母機の「ホワイトナイト2」の型紙は手に入る.せめてソイツを作って眺めるとするか.それなら予算はせいぜい百数十円♪.

SETI@home 現在の順位 世界…73,048位(/1,044,165人)国内…2,664位(/27,919人)
Einstein@home 現在の順位 世界…10,608位(/245,516人)国内…224位(/3,603人)

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