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2009年11月28日 (土)

ディスカバリー (STS-128)

  ペーパークラフトロケットシリーズ,今回は
1/100スケールペーパークラフトによる「ディスカバリー」(STS-128)
渾身の力作,スペースシャトル「ディスカバリー」(STS-128ミッション時).型紙は AXM Paper Space Scale Models から.ちなみに,このサイトでは毎回微妙に細部が異なるそれぞれのミッションの型紙がミッションごとに全部(!)提供されている.凄い!
  元々の型紙は1/144なのだが,やっぱり1/100で統一したいので,印刷時に144%に拡大して製作した.

  STS-128 ミッションはディスカバリーのフライトとしては37回目,シャトル全体としては128回目,そしてスペースシャトルによる国際宇宙ステーションの組み立て,補給ミッションとしては30回目ということになる.
  当初の予定では今年(2009年)8月25日に打ち上げられる予定であったが,悪天候とオービターの液体水素充填排出バルブの問題で延期,8月29日03時59分(UTC,日本時間同日12時59分)に打ち上げられた.主な任務は多目的補給モジュール「レオナルド」を使った機材の搬入や物資の補給であった.
  9月11日00:53(UTC,日本時間同日09:53)にエドワーズ空軍基地に無事着陸したが,その前日には種子島宇宙センターから,H-ⅡBロケットにより宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機が打ち上げられており,短い時間ではあったが,ISSの地球周回軌道上をISSとスペースシャトルとHTVが同時に飛行しているという状況にあった.

  いやはや製作は大変.大体ロケットなんてほとんどは基本的に円筒形のものなのだが,スペースシャトルは複雑は3次曲面の集合体.これを紙で作るのだから・・・写真では分からないが,オービターの一部分,うまく作れずにやや破綻してしまっている.
  苦心惨憺してオービターを作り上げ,「あとは基本的に筒だ」と思ったものの,外部燃料タンクでまた苦戦.というのも,外部燃料タンクの直径は10cm弱.こんなでっかいの作ったことないぞ.
  ようやく外部燃料タンクを作り上げたところで,こんどはオービターとの接続部分で苦戦.144%に拡大したせいで重量が増加していることもあり,キットのままでは強度が不足,しかも(よせばいいのに)ちょっとディテールアップをしてやろうなんて考えたので見えない部分に爪楊枝を組み込んだりピアノ線を組み込んだりしてようやくクリア.
  そしてSRB.「今度こそ楽だろう」と思ったらホントに楽だった.ただし,あまりに楽過ぎて・・・型紙の作者はSRBにはあんまりこだわりがないらしい.ディテール部分はほとんどテクスチャで表現されているので,写真を参考にいろいろと立体化してみた.外部燃料タンクとの接続部分,SRBリング,セパレーションモーター等々.中でも頑張ったのが↓
自作したSRBのアタッチメントパーツ
SRBのアタッチメントパーツ.紙を丸めて細いパイプを作り,それを組み合わせて作り上げた.
  結局SRBでもかなり苦戦するハメになったものの,頭で思い描いた通りに出来上がって満足.そしておどろいたのがSRBの大きさだ.
Sts128srb
SRBの分際で,M-Ⅴロケットより大きい.H-ⅡAに匹敵する勢いだ.

  こうしてようやくオービター,外部燃料タンク,2本のSRBが完成したのだが,ここでまた問題が発生.型紙を提供しているサイトで紹介されている作例では,SRB2本とオービターの下に取り付けた“つっかえ棒”で三脚の状態にして立ててあるのだが,144%に拡大して重量が増大している上,SRBと外部燃料タンクの接続部分を細かく作ったために接着面積が小さくなってしまっているために,SRBで全重量を支えるようにするのはとても不安だ.ここは何とかして外部燃料タンクの下側で全体の重量を支えられるような工夫をしなければ・・・
  ということで最後にディスプレイスタンドを自作(ここまで紙で作るのは強度が不安だった)して,
1/100スペースシャトルのディスプレイスタンド
ようやく完成(上の写真,外部燃料タンクに傷があるのは,製作途中で落としてしまったため.作り直す気力は・・・もうなかった・・・).

  そして例によって,これまでに作った1/100のロケットたちと記念撮影.
1/100スケールペーパークラフトによるロケットたち 2009年11月17日
(左から,M-4S-2,ソユーズ-U+TMA-1,L-4S-5, ディスカバリー(STS-128),H-ⅡA202型,M-Ⅴ)
いやあ,こうして見るとスペースシャトルってでかいんだねぇ.

完成写真の大きな画像はこちらからどうぞ.→Space Shuttle Discovery (STS-128)

  ここで,長年の疑問が解決.その疑問とは,
「スペースシャトルのメイン・エンジンって何であんなに小さいんだろう?」
というものだった.そしてその答えは,
「実はでかかった」
こうして並べて見ると,H-ⅡAのメイン・エンジンよりよっぽどでかい.テレビ画面では小さく見えていただけだったのだ.納得.

ロケットのペーパークラフトは是非↓こちらもご覧ください
PASA : Papercraft Aeronautics and Space Administration

この記事を読んで,「アンタのことだ,たくさん型紙が提供されているとなれば,とことん作り倒してやろうなんて考えてんじゃない?」と思った方,実はその通りなんですよ(苦笑).こちらをクリックして応援(?)の投票をお願いします.→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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