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2009年8月10日 (月)

末期の星たち

  冬の夜空に君臨するオリオン座.その右肩に輝く1等星ベテルギウス(ベテルギウスとは巨人の脇の下という意味なので,ホントはオリオンの右の脇の下に輝いている).超巨星として,また,末期の星として知られるこの星の表面から宇宙空間へガスが広く流出している姿がとらえられ,その画像が公開された.
  これは,ヨーロッパ南天天文台(ESO)の大型望遠鏡(VLT)によってとらえられたものだ.

  以前,くじら座のミラに長さ13光年にも及ぶ尾が観測された.生涯の最後が近づくと,大量のガスを放出するというのはこうした超巨星に共通する現象なのか.
  放出されたガスは次世代の星の材料になる.末期を悟った星たちが次世代のために必死になって遺産を残そうとしているようで,なんだか切ない気分になる.

  ところで,少し前,「ベテルギウスが大きく縮小している」というニュースがあり,「もう爆発してなくなっているのではないか(ベテルギウスまでの距離は約600光年.ベテルギウスが超新星爆発を起こしてから600年後にならないと我々は観測できない)」という話まで出ていたが,どうやら専門家たちの見通しは「超新星爆発はあと数千年以内」ということが優勢らしい.

  ベテルギウスの超新星爆発,生きているうちに見られないものかなぁ...

SETI@home 現在の順位 世界…74,784位(/1,001,040人)国内…2,716位(/26,982人)
Einstein@home 現在の順位 世界…11,943位(/235,639人)国内…250位(/3,447人)

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