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2009年6月22日 (月)

安全に日食観察を

  日食まであと1ヶ月となった.
  当日行う「日食観望会」で安全に観察を行うためにいろいろと知恵を絞った.中でも赤外線対策が厄介で,手持ちのものを流用してなんとか安全に観察できないかとあれやこれや実験を繰り替えしたのだが,なかなか安全を確認できなかった.

  バーダープラネタリウム社の「アストロ・ソーラー」太陽フィルターシートは“光学的”には安全なのだが・・・
  コイツは文字通り薄いシート.普通に使う分には安全なのだが,大勢集まる観望会では,子供が
「何これ~」
なんて言って指で“プス”なんてやってしまったらそれでアウトだ.赤外線だけでなく可視光もこれで減光しているので,穴が開いた瞬間に誰かが望遠鏡をのぞいていたら失明確実である.こりゃ危なくて使えない.

  いろいろ悩んだ挙句,もうあきらめて「赤外線カットフィルター」を購入することにした.「赤外線カットフィルター」にもいろいろあるもので,ネットで方々を探し,透過率曲線を調べ(透過率曲線の情報がないものは選考対象から除外),もっとも安全と思われるものを注文した.紫外線~可視光は撮影用のフィルターで,赤外線は「赤外線カットフィルター」で遮断してやろうというわけだ.これが結構高価だったが,安全性には替えられないので仕方ない.
  その「赤外線カットフィルター」は土曜日(20日)に手元に届いた.そして,ほぼ時を同じくして,前述の「アストロ・ソーラー」フィルターを安全に使う方法を思いついてしまった.

  あぁ,ちょっと遅かった・・・(泣)

  1ヶ月後の日食,できるだけたくさんの人に見てもらいたいけど,「生兵法は怪我のもと」.昔から言われている方法だとか,ずっと眠っていた「太陽めがね」,撮影用のNDフィルター等で観察しようとせず,新たに「日食めがね」や「太陽めがね」を購入することをおすすめする(古いものは赤外線対策がされていないものがあるので注意!).
  太陽の観察には危険がつきもの.「安全」と言われる道具を使っても「100%安全」というものはないと思って間違いないので,長時間続けて見ないことも重要.

  せっかくの天文ショー.安全には十二分に注意して,多くの方に楽しんでいただきたい.

  もっとも安全なのは,各地で行われる「日食観望会」に参加すること.水戸市では水戸芸術館前広場で行う予定なのでお近くの方はぜひどうぞ.

SETI@home 現在の順位 世界…75,302位(/983,671人)国内…2,742位(/26,655人)
Einstein@home 現在の順位 世界…12,510位(/232,112人)国内…259位(/3,409人)

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