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2009年6月23日 (火)

使いこなせれば

  昨日(22日)は某所のプラネタリウム施設へ.その施設で天文教室を行う予定があるのでその下見という訳だ.
  まず「オート番組」を見せてもらったけど・・・
  正直な感想「つまらない」.

  こういう施設では非常にありがちなパターンだが,「使いこなせる人がいないのであまり活用できていない」のだとか.
  ここに設置されているのはデジタルプラネタリウム,その中でも単純な構造のもので,平たく言えば液晶プロジェクターの先端に魚眼レンズが取り付けられていて,それがPCに繋がっている.デジタルプラネタリウムは,星像は光学式プラネタリウムに遠く及ばないが,自由度が非常に高い.操作方法を教えてもらった(役得!)のでいろいろいじらせてもらった.
  一ヶ月後に迫った日食,2012年の金環日食,2035年の皆既日食の再現.
  任意の日付の星空の再現(私が生まれた日の星空を再現してみた.実は19◯◯年の6月22日!)
  ジュリアス・シーザーの時代(紀元前44年)の星空の再現(シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」第3幕でシーザーは北極星を指差し,「俺はあの星のように揺るがないのだ」と言ったが,その当時北極星は天の北極からずいぶん離れていて,大きく日周運動をしていた.シーザーはその台詞の直後「ブルータス,お前もか!」と殺されてしまう.余計なこと言わなきゃ良かったのに(笑)).
  時間を思いっきり早く推め,歳差運動を眺めてみる.西暦1万4000年頃はこと座のベガが北極星に!

  なぁんだ,いろいろできるじゃないか!

  これだけでも結構面白いことができると思ったが,構造が単純なだけに,コイツにPCを繋げればもっといろいろできるに違いない.係の方にお願いして持参したノートPCを繋がせてもらった.
  いつも天文教室で使っている Mitaka Plus の画面がドームに写されるとド迫力.赤青メガネを用意して立体映像にしたらめちゃくちゃ面白そうだ.
  Stellarium も試してみた.このソフト,実際にドームスクリーンに投影することも想定されているので,コイツを使えばまんまプラネタリウムだ.投影機本体にデフォルトでインストールされているソフトよりずっと自由度が高く,面白いことができる.
  さらに「こりゃ面白い!」と思ったのが,
2009年1月3日 城里町ふれあいの里天文台にて
いつもここに掲載している全天の写真をドームスクリーンに写せばまんま全天の再現になる.
さらに,
全天の日周運動 2008年12月20日 自宅にて
この写真を作る時に使った約1000コマの連続画像を,比較明合成ではなくて動画にしたものを使うと,

実写版プラネタリウム!

  コイツは面白い.私自身だって初めて見る映像だぞ.

  いろいろなネタを用意しておき,この投影機を十分に使いこなせるようにしておけば,相当面白い講座ができそうだ.

SETI@home 現在の順位 世界…75,307位(/984,190人)国内…2,741位(/26,670人)
Einstein@home 現在の順位 世界…12,474位(/232,112人)国内…259位(/3,410人)

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