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2009年3月 8日 (日)

近いのか遠いのか

  日本時間3月2日午後10時44分,直径30~50mの小惑星2009 DD45という小惑星が地球から7万2000kmの距離をかすめて通過していった.この7万2000kmの距離について,先日,
「それって近いの?遠いの?」
と聞かれた.
  難しい質問だ.
  天文学的に言えば天体同士の距離が7万kmなんて「かなりのニアミス」と言える.太陽と地球の距離が1億5000万km,2003年に地球に大接近した火星が地球からおよそ5500万km.それらに比べれば「ほとんど0」とも言えるほどの距離だろう.
  一方,地球からの距離が7万2000kmということは地球直径の5~6倍.直径約1万3000kmの地球を,運動会の「大玉ころがし」でつかうような玉くらいの大きさでイメージすると,その玉から7~8mくらいの距離を砂粒が通過していったようなもの.それを「ぶつかるかもしれなかった」と考えるのはどう見ても無理というもので,「ぶつかるかどうか」という観点から見れば「十分に遠かった」と言えるだろう.

  とは言え,発見されたのが2月27日.最接近が3月2日.2009 DD45の大きさは地球に衝突すれば都市一つを消滅させられるだけの大きさだっただけに,「地球に衝突する可能性の高い未知の天体があるんじゃなかろうか」とちょっとだけ心配.まぁ現時点でそれを本気で心配するのは文字通り「杞憂」というものだろうが.

  ちなみに,NASAの Current Impact Riscs によれば現在最も危険度が高いのは2007 VK184という小惑星で,危険度を表すトリノ・スケールは1(他は全て0).2048年6月3日に地球に接近した時の衝突の可能性は3万3000分の1.ま,とりあえず心配することはないか.

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