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2008年11月 1日 (土)

遠い天体

  このブログにはこのタイトルの記事が度々登場するが,それは私が遠い天体に猛烈に憧れているから.

  おおぐま座の一角にあるNGC3448という系外銀河を撮影したのが2005年の大晦日.撮影当夜は空の透明度が悪かった上に,撮影中に雲が出てしまったために「作品」としてはあまり質の良いものにはならなかったのだが,NGC3448のすぐ北側にたくさんの光斑が写っているのが気になっていた.「多分遠くの銀河団だろう」とは思っていたのだが,その正体を調べられる資料がなくて以来ずっと「謎」のままだった.
  その「正体」が最近ようやく判明.
NGC3448 と “Zwicky 3590”
60個あまりの銀河が集まっている “Zwicky 3590” という銀河団だった.さらに調べてみると,この銀河団の赤方偏移量を示す z-index は 0.176141 ,これから計算するとこの銀河団までの距離は概算で21億光年,私が撮影した天体の中で最も遠い天体ということになった!(クエーサー 3C 273 が20億光年.このくらいの距離になると実際は「どちらの方が遠いのか」は単純に比較することはできないのだが).

  2006年1月24日に撮影したNGC3432の画像中にもたくさんの光斑が写っていた.
NGC3432 と Zwicky 3554
(クリックで拡大,600 × 809 pixel,176kb)
これも気になっていたので調べてみると,これも Zwicky 3554 という銀河団だった.こちらは距離の情報がなかったけど.

  こんな天体も「撮ろうと思えば撮れる」ということが解れば撮りたくなるのが人情というもの.でも現在の機材では「写った」というだけで「作品」にはならないか.そうなればやっぱり大きな望遠鏡が欲しくなるのも人情というもので...あぁ,また物欲...

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