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2008年9月 7日 (日)

星までの距離

  昨日(6日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会のダブルヘッダー(夕方&夜).
  まずは19:00から,城里町教育委員会主催で,町内の小学生とそのご父兄対象のウィークエンドスクール.最初に,「では講師の先生から一言お願いします」とか言われて(いつも活動しているふれあいの里天文台で「講師の先生」とか呼ばれるとちょっとテレる),
「いやぁ,私は今日は絶対晴れないと思っていたんですが,なんとか晴れてますね.よっぽど行いが良かったんですねぇ・・・私の」
  いつもなら私の自作プラネタリウムを見てもらってから望遠鏡をのぞいてもらっていたのだが,昨日はいつ曇ってしまうか解らない状況だったので先に望遠鏡で木星と月だけでもみてもらうことにしていた.
  で,さっそくドームのある屋上に上がったのだが...月も木星も見えないじゃないか.
「さっきまでは晴れていたんですけどね...曇っちゃいましたね.さっき私が余計なこと言ったからですかね.どうやら私は行いが悪いらしいです...」
  まぁそれでもそのあとはそこそこ晴れ,木星とベガ,アルビレオ,環状星雲などを見てもらうことができた.
  そしてその後は私の自作プラネタリウムの投影.昨日は星が映った瞬間にみんな歓声を上げてくれて,やっぱり嬉しいものだ.
  あれ?前回より綺麗に映っているような気が...前回までは天井にぶら下がっていた3管式のプロジェクターは昨年壊れて現在は天井が平らなのだった.うーん,いい感じだ.夏と秋の星座をざっと紹介し,日周運動を見てもらって終了.その後は恒例の質問コーナー.昨日は大人の方から,
「星までの距離ってどうやって測るんですか?」
という質問が出た.
「いやその話だけで丸一日話せてしまうくらい大変なことなんですよ.」
年周視差,分光視差,セファイド型変光星,Ia型超新星,タリー・フィッシャー関係,赤方偏移,etc.etc.etc...
  その他なかなか盛り上がってとりあえず前半戦は終了.

  そして20:30からはいつもの一般公開.こちらでは
「夏の大三角,ベガまでの距離は25光年,アルタイルは17光年なんですが,デネブは3000光年以上もの距離にあるんですねぇ.そしてベガとアルタイルの間の距離が約15光年ですから,この大三角,実は底辺が15光年,高さが3000光年というものすごく細長い三角形を斜めに見ていることになるんです」
という話をしたら,
「それって凄く面白いですよねぇ」
といたく感動された方がいた.
  いや,一見平面的に見える夜空,実はいろいろと奥行きがあるわけで,星々までの距離を知ることでその奥行きを感じられるようになるのが醍醐味なんですよ.

  そんなこんなでダブルヘッダー合計で連続3時間の観望会が終了.いや疲れた疲れた.帰宅する時にはほぼベタ曇りになっていたのが救いだったかも...

今年の観望会 予定…79 実施…41 中止…24 延期…3 屋内(外)で天文教室…11 勝率….519(41勝38敗)
ダブルヘッダーに連勝で貯金が1日で2つ増えて3.

SETI@home 現在の順位 世界…83,436位(/869,757人)国内…3,033位(/24,349人)
Einstein@home 現在の順位 世界…14,862位(/207,626人)国内…281位(/3,074人)

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