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2008年7月 4日 (金)

全てはここから始まった

  夏休み目前となる今月の「天文教室」のネタにすべく,久しぶりに↓こいつを作ってみた.
Mystar
  世界初となる光学式家庭用プラネタリウムであるホームスターが発表されたのが2005年の春頃だったと記憶している.私はその発表のニュースがテレビで放送されたその日に予約したのだった.
  そして,製品を手にしたのが8月初め.その素晴らしい星空に大変感動したのだが...
  光源が暗い
  平面にしか投影できない
という不満もあった.何より,これでは「天文教室」ではちょっと使えない...
  そう思っていたところで,学研「大人の科学」の次号付録は1万個の星が投影できるプラネタリウムという情報があった.もちろんこれにも飛びついた.すぐにアマ◯ンで予約したのだが,発売日には届かなかったので書店に走り,2冊購入,さっそく組み立てた.
  完成してすぐに投影してみた.天井や壁に投影される1万個の星に感動したが,やっぱり不満が.
星像が悪い.
  微光星が豆電球のフィラメントの形に映ってしまうのだ.さっそく改良をすべく,あちこちのホームセンターを回った.思えばこれが長い長い旅路の始まりだった.
  電球をミニマグライト用のものに換装し,星像は劇的によくなった.これで「天文教室」には使えるようになったのだが,
「やっぱり日周運動をさせたいよね」
ということで作ったのが↓試作1号機
自作プラネタリウム試作1号機
しかし,これでも満足できなかった.光源が暗い,星像がでかい...
  そこで恒星球を大きくすることを思いつき,一月あまり根を詰めて作り上げたのが試作2号機“PPLS-α”.その後,広い会場でも投影できるように光源を明るいものに換装したのが↓試作2号機改“PPLS-β”
試作2号機改“PPLS-β”
このPPLS-β”を仙台市天文台(今年閉館,新天文台は7月1日にオープン)で行われた日本公開天文台協会第1回全国大会で披露したのが縁でプラネターリアム銀河座でも投影させていただいた.
  実はこれらはあくまで試作機であった.これら試作機を制作した経験と,その過程で身につけた工作技術を活かし,完全にオリジナルな設計,投影できる恒星を8.5等星まで約65000個に増やした↓非試作1号機“PPLS-1を完成させたのが昨年の7月末だった.
自作プラネタリウム1号機“PPLS-1”
こうした道のりを経て完成したこの非試作1号機“PPLS-1も明日(5日)またプラネターリアム銀河座で投影させていただくことになっている.お近くの方は是非どうぞ.

  以上,長い長〜い宣伝でした.

SETI@home 現在の順位 世界…86,498/842,057人)国内…3,171位(/23,887人)
Einstein@home 現在の順位 世界…16,843位(/202,468人) 国内…328位(/3,011人)

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コメント

中川さん
お元気ですか? 銀河座の春日です。
こちらを見て懐かしくてお便りです。
銀河座は昨年から デジタル・プラネタリウムも装備して、国が進めるプレアデス・システムの第3番目の館です。
古い機械も元気に活躍しています。

また、よろしくお願いいたしま~す。
春日

投稿: 銀河座・春日 | 2010年4月 8日 (木) 02時16分

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