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2008年7月 9日 (水)

世界遺産

  昨日(9日)も夜はやっぱり曇り.当然星が見えないわけで,こんな夜は悶々と過ごすことになるのだが...
  昨日はなんとなくテレビをつけていて(私にしては相当珍しいことなのだが),偶然にNHK総合テレビの「世界遺産」の番組(番組名は忘れた)を見た.
  中でも印象に残ったのがマチュ・ピチュの空中都市とチチェン・イツァのピラミッド.
  マチュ・ピチュの「空中都市」は標高2400mの断崖絶壁の上にある.その一番上には太陽の神殿があり,頂上にはインティワタナ(太陽をつなぐ石の意)が置かれている,そこには,冬至と夏至の日に朝日が差し込む窓があり,冬至と夏至の日を正確に知ることができたらしい.
  チチェン・イツァのピラミッドは,4面の階段が91段,最上部の神殿に至る最後の1段を加えると365段となり,正確に1年の日数を表している.北面の階段の一番下にはククルカン(羽毛の生えた蛇の神)の頭部の彫刻がある.一番印象に残ったのがこれだ.一年に2度,春分と秋分の日の日没の時,北側の階段の側面を真西から太陽が照らし,ピラミッドの北西端の影と合わせてそこにククルカンの姿が浮かびあがる.春分と秋分の日没の方向を正確に知り,非常に綿密な設計なくしては実現不可能なことだ.そこにマヤの人々の太陽への畏敬の念が強く現れていると思う(現代の技術をもってすればこういうものを作るのはそれほど難しくないと思うのだが,そういう建築物をほとんど見かけないのはなぜ?やっぱり感性の問題なんだろうか...).
  そして元国立天文台長海部先生の言葉「人類が古来から星を見つめてきたのは,生活や農業のためといった実用的な理由もあったろうが,我々はどこにいるのか,我々の住む世界はどうなっているのかという探求の歴史でもあった」(全然正確な記憶ではないが,内容としてはこんな感じだったと思う).以前に聴いた海部先生の講演で「宇宙の果ては認識の果て」という話を聞いて大変感銘を受けたということは度々このブログにも書いているが,海部先生,ホントいいこと言うよねぇ.

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