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2008年7月25日 (金)

広がる太陽系の認識

  2005年5月に発見され,2005 FY9という仮符号で呼ばれていた天体の名前を「マケマケ」とすることが国際天文学連合によって承認され,同時に準惑星,そして冥王星型天体に分類された.これで,冥王星型天体は冥王星,エリス,マケマケの3つということになった.
  2006年8月のIAU総会で冥王星が「惑星でない」と決定されたことについて「残念なこと」と思われた方も多かったようだが,私はむしろ喜ばしいことと思った.太陽系の姿がよりすっきりすると思ったのだ.
  そもそも冥王星の「立場」についての議論が高まった(もともと冥王星が「惑星」なのかどうかという議論は発見当初からあったのだ)のはセドナやエリスといった,冥王星より外側にあって,冥王星と同等かそれ以上の大きさがあると思われる天体の発見が相次いだことによる.こういった天体がこれからもたくさん発見されるであろうと予想されており,放っておけば「惑星」の数が膨大になってしまうという危惧があったのだ.そこで,最初に提示された案は「水金地火木土天海」を「古典的惑星(Classical Planet)」とし,冥王星のような天体を「冥王星型惑星(Pluton)」とするというものだった.結局はこの案は採用されず,惑星は「水金地火木土天海」,その他,準惑星(dwarf planet),太陽系外縁天体(Trans Neptunian Object),太陽系小天体(Small Solar system bodies)という新たなカテゴリーが設けられた.そして,今年になり,(明文化されていたかどうかは知らないが)これからどんどんと数が増えるだろうという前提のもとに,準惑星であり,太陽系外縁天体でもある天体を「冥王星型天体(Plutoid)」とすることが決定された.そして「マケマケ」が冥王星型天体に新たに分類されたことで,早速冥王星型天体の数が一つ増えたというわけだ.
  このことは冥王星型天体の数がこれからもっともっと増えることを予感させる(実際にもその候補は複数あるようだ).さらに,冥王星の存在感がどんどん大きくなり,「太陽系」の認識もどんどん外へ広がっていくようでわくわくする.冥王星が惑星でなくなったことを「格下げ」と残念に思った方,これから増えていくであろう「冥王星型天体」に注目してみてはどうだろう?
  もちろん,私はその数がどれだけ増えようと覚えてやろうと思っている.(100個とか200個とかまで増えても覚えられるかどうかには自信がなかったりもするが...)

  ところで,昨日(24日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会の予定だったが,夕方は雷で天文台は閉館.
  時々木星が顔を出していたので夜半すぎまで時々空の様子を見ていたのだが,晴れ間が広がらなかったので諦めて一旦就寝.03:00頃目が覚めて外を見てたときには月が中天で煌々と輝いていた.快晴.
  大慌てで外に出ようとして「CFがない!」とかばたばたしたものの,久しぶりに一枚↓.
2008年7月25日 自宅にて
雷の後にしては透明度が悪かったか?そういえば北極星を見たのも久しぶりだなぁ...

今年の観望会 予定…48 実施…29 中止…10 延期…2 屋内で天文教室…7 勝率….604(29勝19敗)
また連勝できず貯金が1つ減って10.

SETI@home 現在の順位 世界…85,667/849,384人)国内…3,132位(/24,029人)
Einstein@home 現在の順位 世界…15,833位(/204,212人) 国内…302位(/3,034人)

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