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2008年5月 6日 (火)

UFOの疑問

  まず最初にことわっておきたいが,私はUFOというものの存在について懐疑的(というより否定的)である.そもそも,私を含めた天文マニアや天文学者など,頻繁に,そして長時間にわたって夜空を眺めている人種がUFOを目撃したという話はほとんど聞かない.UFOを目撃した人のほとんどは「普段はほとんど夜空を見上げることはないが,その時たまたま見上げていた」人だ.これは確率論的にありえないことではないか.
  UFOの写真だとされているもののほとんどは円盤型やら葉巻型やらと空力学を無視した形のものばかりというのも疑問.地球までやってこられるほどの科学力をもちながら,地球に大気があることを知らないはずはあるまい.地球に大気があることを知った上で,地球上空を飛行することを考えたら,やはり効率よく滑空できるものを考えるのではないか(飛行ではなく,着陸させることだけが目的ならば円盤型でも構わないだろうが,いわゆるUFOはみんな飛行している).反重力推進などといった進んだ技術があるから必要ないのだという見方もあるかもしれないが,はるか彼方の星からやってきて,せっかく大気がある惑星の上で常に動力飛行をするというのはどう考えても効率が悪い.それに,万が一動力機関が故障した場合のことを考えたらやはり動力が欠落しても直ちに落下してしまわないように効率よく滑空できる機体を考えるはずだと思う.円盤型や葉巻型をはじめ,UFOだとされるものの形はどうも「地球にはない飛行物体」というイメージから人間が作り出したもののような気がする.それよりむしろ,普段「あ,飛行機だ」と思っているうちのいくつかは実はUFOなのだと言われた方がよっぽど納得できる.
  そもそも,地球外からやってきたものが地球上を飛行するというだけでも疑問だ.これだけUFOの目撃情報があったり,墜落したUFOやその中にいた宇宙人を捕獲したとかいう話は(本当かどうかはともかくとして)良く聞くけど,地球外からやってきたとしか考えられない無人の探査機が発見されたとかいう話は聞いたことがない.気圧や大気の成分,風向や風圧など調査をせずにいきなり未知の惑星上を飛行させるというのは非常に難しいだろう.これももっと進んだ科学があれば可能なのかもしれないが,それでもリスクは大きすぎると思う.それほど進んだ科学がありながらそんな博打をするんだろうか?まずは無人の探査機を着陸させ,種々の調査をし,次には無人の探査機を飛行させる.しかる後に有人でやってくるというのが自然な流れだと思うんだけど...
  そもそも,地球という星の上に知的生命体がいると知っていながら(知らないでやってくるとすればよほどマヌケかノーテンキな宇宙人だろう)まずコンタクトをとろうとしないというのも謎だ.
  地球にやってくる宇宙人ってみんなノーテンキな無鉄砲野郎ばかりなんだろうか?

  ...と思いつつそれでもやっぱり今日もSETI@homeの解析プログラムを走らせているのであった.

今年の観望会 予定…25 実施…16 中止…6 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….640(16勝9敗)
連勝が5でストップした途端に連敗.今年の楽◯のようだ.貯金が1つ減って7.

SETI@home 現在の順位 世界…91,742位(/815,539人)国内…3,371位(/23,265人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,185位(/197,561人) 国内…396位(/2,955人)

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