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2008年5月11日 (日)

去年の今日は

  去年の今日(2007年5月11日)は朝から何かが違っていた.なにかこう,不安感というか,嫌な予感という類のものが朝から確かにあったのだ.
  「何か良くないことが起こるんじゃなかろうか」
という気がしていた.
  とは言え,私は生来のノーテンキ野郎.そのことはすっかり忘れて普段と同じ一日を過ごしていたのだが...
  自作プラネタリウム1号機“PPLS-1の製作を開始したのが一昨年の7月末.それから9ヶ月を経て恒星球へのおよそ65000個の穴あけ作業が(修正分も含めて)完了したのが4月中旬のこと.穴あけを終了した恒星原板同士を接着して斜方立方八面体の恒星球に仕上げる作業(これが0.1mmの誤差が許されないほとんど職人芸!の精密な作業)が終了したのがゴールデンウィーク明けの頃.その後は強度に不安のある部分の補強をし,今頃はいよいよ仕上げ作業中だった.

それ」は19:00過ぎに起こった.
  ほんのちょっとの不注意で仕上げ作業中の恒星球は50cmほどを落下,見事に崩壊したのだった.
  もちろんその時はショックだったが,どういうわけか(一年たった今でも不思議なのだが)絶望感の類はほとんど感じなかった.事故の後も普通に夜を過ごし,翌日から復旧作業にかかった.その時に撮った写真がコレ↓
最も激しい破損箇所
これが最も激しく損傷した部分.実はこの事故によって恒星球は文字通り「真っ二つ」になってしまったのだが,事故後最初に撮った写真がこれ.既に応急の修復作業が進んでからのものだ.あんまり大きなショックを受けていなかったつもりだったが,事故直後の「真っ二つになった恒星球」の写真を撮っていないあたり,さすがにその(精神的な)余裕はなかったらしい.
  さすがに根を詰めて修復作業に取り組み,数日で完了.「見た目の美しさ」は永久に失われてしまったわけだが,幸いに投影される星空には影響がなかった.
  そして7月末には全体が(とりあえず)完成. とりあえず完成した“PPLS-1”
  ちなみに,この事故の教訓から,駆動部と恒星球を接続する部分には着脱する時に脱落する事故を防止するための工夫をしてある.

  それから今日まで,今ひとつ活躍の機会に恵まれてないけど(良かったら一度見てみませんか?お問い合わせはこちらからどうぞ),これから秋にかけては天気の悪い夜が多いだろうから,きっと活躍してくれるだろう(現状の天気予報だと観望会が予定されている明後日の夜は晴れそうにない.明後日は雨天・曇天時は屋内で天文教室の予定だから早速コイツが活躍してくれるはずだ).

  もう恒星球を落としたりしないように気をつけなくちゃ...

SETI@home 現在の順位 世界…91,072位(/817,765人)国内…3,351位(/23,313人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,071位(/197,991人) 国内…392位(/2,961人)

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