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2008年5月25日 (日)

系外銀河までの距離

  今まで6500万光年と考えられていたからす座の「アンテナ銀河」(この銀河は撮ってみたいとずっと思いながらまだ撮れていない)の距離が実は4500万光年であることが明らかになった.
  これは,ヨーロッパ南天文台の Ivo Saviane 氏が率いた国際的な研究チームがハッブル宇宙望遠鏡を用いて「アンテナ銀河」内の赤色巨星を観測て得られた結果である.赤色巨星にはその明るさと色の分布には一定の関係があることが知られているので,見かけの明るさと色を調べることで距離を知ることができるのである.
  そして,この結果,アンテナ銀河に見られた,星形成の割合が高いことや,超巨大な星団が存在することなど,特異な特徴が実はそれほど特異ではないらしいということになりそうだ.

  実はここ数年くらい,「系外銀河の距離をもう少し正確に知ることはできないものだろうか」と思っていろいろ調べ,その結界を少しずつホームページにも反映させている.ところが,調べれば調べるほどその結果はばらばらで系外銀河の距離を決定することがいかに難しいことなのかを痛感している.系外銀河の距離ではばらつきが30%程度は当たり前,50%程度でばらつくものも全然珍しくないのである.たとえば,一般的にはその距離が230万光年とされているアンドロメダ銀河だが,資料によってだいたい230万光年から270万光年くらいの範囲でばらつきがあり,「どうしていいのかわからない」というのがホンネながら230万光年というより250万光年というほうがもっともらしいと思えるのでアンドロメダ銀河のページでは距離として250万光年としてある.その他の銀河についてもいろいろ調べているのだが時々パニック状態に陥ったりして遅々として進まない.そもそも私の様な(こと学問としての天文学では)素人にできることではないのかもしれないが,せめて「Aという銀河とBという銀河を比べたとき,遠いのはどちら」ということがわかるような資料を作れないかと思っている.

   ・・・とはいえ,やはり調べれば調べるほど難しさを痛感するばかりで時々パニックに陥ったり知恵熱が出たりとかを繰り返していて「やっぱり私には無理なのかも」と思ったりする.どなたかこういう研究をして(アマチュアにもわかりやすい形で)発表してくれませんかねぇ>天文学者の皆様

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