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2008年5月13日 (火)

大地震

  最初に,昨日中国で発生した地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます.

  ところで,2004年12月26日に発生,インドネシアのみならず,インド洋沿岸に大津波が押し寄せ,大きな被害を出したスマトラ島大地震を覚えておいでだろうか.
  この地震はスマトラ島北西沖のインド洋でインドネシア西部時間2004年12月16日07:58:50(日本時間同日09:58)に発生,マグニチュードは暫定発表で8.1,その後幾度も修正され,2006年現在アメリカ地質調査所では9.1としている.
  この地震によって開放されたエネルギーは非常に巨大であり,その後驚くべきことがいくつか報告されている.
  この地震によって地球の自転軸が変化し,北極の方向が東経145°の方向(北極から見て北海道東端の方向)に約2.5cm移動した.また,地球の形が南北にわずかに伸びる形に変形したため,地球の自転がわずかに速まり,一日の長さが100万分の3秒短くなった.そして,地震発生から半月経過しても周期約20分の地球全体の振動が続いていて,この振動は1〜2ヶ月続いたという.

  ちなみに,マグニチュードからざっと計算してみると,昨日の地震のエネルギーは3.16×1016[J]で広島型原爆の約600発(弱)分,2004年スマトラ島大地震のエネルギーが2.82×1018[J]で広島型原爆の約5万発分(広島型原爆のエネルギーを5.5×1013[J](TNT火薬13kt相当)として計算)ということになる.(ちなみに,先日水戸市で震度5弱を観測した地震のマグニチュードは6.7,エネルギーは3.16×1014[J]で広島型原爆6発分だった.つまり,昨日中国で起こった地震は先日の地震の100倍のエネルギーだったということだ)
  こうして地震のエネルギーを計算してみるとそのもの凄さにびっくりだが,実は1秒間に太陽から地球に届くエネルギーの総量が1.74×1017[J]だそうな.比較対象としてはどういう印象を持つか微妙な数値ではあるが,

  げに恐ろしきは自然のエネルギーである.

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