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2008年5月31日 (土)

久しぶりの大歓声

  昨日(30日)の観望会は予定通り(?)の曇りで室内での天文教室.いろいろと準備したネタが役に立ったわけだ.
  まずは Mitaka Plus を使って星座と宇宙のお話.本当は本物を見られるはずだった土星とその環について話した後,「土星の環がどのようにしてできたのか,そしてこの立派な環がなぜ土星だけにできたのかということを,世界中の天文学者が納得できるように説明できたらノーベル賞がきっととれます.みなさん,これから一生懸命勉強して,ぜひノーベル賞をとってください.そして,ノーベル賞をとったら,インタビューでは『小学生の時の天文教室でお話を聞いたのがきっかけだったんです』って言ってくださいね」
「え?なんで?」
「だって僕も有名になりたいもん.」
  他力本願.

  その後,太陽系をズームアウトして見せたところ,子供たちは画面に表示されている「ホームズ」の文字に興味津々の様子.
  「このホームズ,実は残念ながらシャーロック・ホームズとは全然関係がないんですね.これはホームズ彗星と言って,エドウィン・ホームズさんが発見したからホームズ彗星なんです.彗星は,発見したら早い方から順番に3人までの名前がつくわけです.ですから,僕がもし彗星を発見したらNakagawa彗星ということになるんですよ.皆さんも将来ぜひ彗星を探してみてくださいね.そしてもし発見できたら,『小学校の時の天文教室でお話を聞いたのがきっかけだったんです』って言ってくださいね.」
  爆笑.

  そしてお待ちかね,プラネタリウムの出番.電気を消して,天井や壁に星々が映し出された瞬間,
「うわ〜っ!」
と私もしばらく喋れないほどの大歓声.
  一通り星座を説明したあと,
「ではちょっと時間を進めてみます.」
星空を回転させたところでまた大歓声.
また一通りの解説を終えたところで
「このプラネタリウム,実は世界にこれたった一台しかないんです.なんでこれ一台しかないかというと,これは僕が作ったものだからです.」
ここで今度は盛大に拍手.
  ここのところ,どうもウケがイマイチで,投影中も皆さん「シーン」として見ていることが多くてやや欲求不満だったけど,こうして歓声をあげてくれたり,盛大に拍手してくれたりするといや実にうれしいものだ.

  その後,これまた予定通り月球儀やら望遠鏡やら卓上プラネタリウムやらを紹介.月球儀には思いっきり大きなクレーターを作られてしまったけど,何人かは興味をもってくれた様子.ぜひ作ってみてくださいね.

  その後の恒例「質問コーナー」もなかなか盛り上がって終了.久しぶりにいい天文教室ができたかな.昨日の子供たちの中の誰かが有名な天文学者になったりとか,彗星を発見したりとかしてくれたら幸せだろうなぁ.

今年の観望会 予定…31 実施…18 中止…8 延期…2 屋内で天文教室…3 勝率….581(18勝13敗)
「予定通り」とは言え曇りだったわけで連勝はストップ.貯金が1つ減って5.

SETI@home 現在の順位 世界…88,840位(/827,438人)国内…3,273位(/23,569人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,179位(/199,750人) 国内…360位(/2,980人)

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2008年5月30日 (金)

自作プラネタリウムのススメ

  今日(30日)夕方は市内某小学校で観望会の予定.天気は・・・順当(?)に曇りだ.予報を見ても,現状から見ても,今晩晴れることはまずあるまい.
  ということで,天文教室のネタにと先日から作り始めた「卓上プラネタリウム」(あの大平さん提供,メガスターホームページから型紙をダウンロード可能)を昨日完成.
「卓上プラネタリウム」
さっそく投影してみたところ・・・結構いい感じ.星像は結構デカいものの,想像していたよりずっといい感じだ.さすが大平さん!2日間の突貫工事で作り上げたにしてはしっかり出来上がったし.さすが私!(笑)
  これだけでも楽しいものですよ.構造が単純なだけに(そもそもピンホール式プラネタリウムというのは構造が単純なわけで)工夫のしどころもいっぱい.私の自作プラネタリウムのようなヤツはちょっとイっちゃってる人じゃないと作れないかもしれないが,このくらいなら正気な人でも作れて,自分の手で星空を造る楽しみも味わえるのでなかなかおすすめ.その結果,そのおもしろさにハマってしまって,やっぱりイっちゃってる人になってしまっても当方では一切責任は負いかねますが.

  そんな訳でネタが揃った(他にはペーパークラフト月球儀,ニュートンの望遠鏡,ガリレオの望遠鏡,そして自作プラネタリウム“PPLS-1)ので今日の天文教室は天文工作で攻める予定.さて子供たちの反応やいかに!?

SETI@home 現在の順位 世界…88,798位(/826,797人)国内…3,274位(/23,556人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,209位(/199,664人) 国内…360位(/2,978人)

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2008年5月29日 (木)

ペーパークラフト

  明日(30日)には市内某小学校で観望会が予定されているが,どうやら晴れそうにない.可哀想に,この小学校はこれで3年連続で晴れに恵まれず,屋内で天文教室になりそうだ.
  そんなわけで,その天文教室のネタにしようとペーパークラフトに挑戦.
「かぐや」による「月の地形図」を利用した月球儀 提供:国立天文台
まずは国立天文台が配布している「かぐや」による「月の地形図」を利用したペーパークラフト月球儀
  そしてご存知メガスターの大平さんがメガスターホームページで配布している「卓上プラネタリウム」(の恒星シリンダー)↓
「卓上プラネタリウム」の恒星シリンダー メガスターホームページより
こちらは今日中に架台と電球部分を作って完成させる予定.

  いやしかし,自作プラネタリウムの恒星球もそうだけど,「閉じた立体」の工作は難しい(私が苦手なだけかもしれないが).国立天文台ダウンロードページには「組み立て所要時間:1時間」と書いてあったが,件の月球儀の組み立てにはたっぷり2時間半はかかってしまった.その割には上下がうまく合わず,きっちり完成できなかったし.「卓上プラネタリウム」の恒星シリンダーも上下の張り合わせに悪戦苦闘.とりあえず完成させ,無理やり中に電球を突っ込んで点灯させてみたところ...「あ,紙が薄すぎた...」紙が透けて光が漏れまくり.とりあえず星々は映るけど.まぁいいか,サンプルだし.
  明日はこれの他に,ニュートンの天体望遠鏡,ガリレオの望遠鏡も紹介する予定.もちろん,自作プラネタリウム1号機“PPLS-1も.さて,子供たちは興味をもってくれるだろうか...

SETI@home 現在の順位 世界…88,914位(/826,125人)国内…3,277位(/23,548人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,303位(/199,561人) 国内…361位(/2,977人)

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2008年5月28日 (水)

成功と失敗

  昨日(27日)夕方は結構良く晴れていた.月の出は00:00過ぎ.さてどうしようか.お,−6等のイリジウムフレアが夕方と明け方の2回見られるぞ...
  やや中途半端ながら星雲・星団の写真を撮影するつもりになった.そして早めに退勤することにしたのだが...
「あれ?今日はまだ車がいっぱい...」
会議が長引いたのか,20:00頃になっても職場の駐車場にはまだ車がいっぱい駐まっていたのだ.ならば!
  ということで望遠鏡を持ち出し,即席で観望会.
  これが成功で,望遠鏡のまわりには十数人の方が集まった.
「はじめて見ました!」
「ホントにわっかがあるんですねぇ!」
「いやぁ,得した気分です」
土星の姿に皆さん大喜びのご様子.学校の先生でも「生の土星」を見たことのない人って多いんだねぇ.今度ぜひ学校でも呼んでくださいね.

  これで帰宅が遅れ,星雲・星団の撮影は見送らなくてはならなくなったが,中途半端に撮影をやるより,一人でも多くの人に土星を見てもらえた方がいいさ.

  帰宅後はまずイリジウムフレア.−6等ということで期待していたのだが...
Iridium26 による閃光 2008年5月27日 21:42頃
薄雲の中.なんだか“UFOの写真”みたいになっちゃったじゃないか.

  その後は日周運動の写真でも撮ってやろうと思ったが,「やっぱり(空の)透明度が低いよなぁ」なんて思っているうちに,“みるみる空はかき曇り”・・・いつの間にかベタ曇り.仕方なく自室に戻り,明け方のイリジウムフレアを見逃さないように目覚ましをセット.

  そして明け方.天気が心配だったが,とりあえず晴れていた.
  予報位置に向け,カメラをセット.南から雲が迫りつつあるが,大丈夫だろうか...
そして予報時刻にシャッターを切る.よし!大丈夫だった!
イリジウムフレア(失敗画像)
え゛!?
レンズにキャップがついたままだった.ダメじゃん!
こういう大ボケな失敗はいつ以来だろう?

その後魚眼レンズでいつもの写真を撮るつもりだったが,すっかりやる気をなくして就寝.

今年の観望会 予定…30 実施…18 中止…8 延期…2 屋内で天文教室…2 勝率….600(18勝12敗)
昨日のは“予定”になかった観望会だけど,まぁいいか.連勝で貯金が1つ増えて6.

SETI@home 現在の順位 世界…88,838位(/825,628人)国内…3,274位(/23,539人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,411位(/199,474人) 国内…362位(/2,977人)

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2008年5月27日 (火)

失敗失敗

  こうも天気の悪い夜が続くと「夜は眠る」という普通の人の普通の習慣が身についてしまう.星屋がそれではダメで,そんな時こそ少ない晴れ間は大事にしなければならないということは充分承知しているはずなのだが...なかなかそうはいかないのが人間というもので...

  昨日夕方は雷が鳴っていた.水戸地方ではほとんど雨は降らなかったものの,星が見える状態ではなかった.そんなわけで,帰宅後は先日風邪をひいた時に購入した万能薬(いわゆる百薬の長)を服用してのんびりしていた.
  が,22:00過ぎに外をみてみれば,「晴れてるじゃないか!」しまったなぁ...もう出かけるわけに行かないや...仕方ないや,ここ(自宅)で日周運動の写真を撮ってみるか...でもやっぱり透明度が低いなぁ...もう少し様子を見てみるか...
  と,再び自室へ.そして気がついた時は・・・朝・・・

  あーあ,明け方に2度チャンスがあったイリジウムフレアも見逃しちゃったよ.ダメだねぇ...

  やはり 今日の “Astronomical Picture of the Day”日本語版はこちら)には Phenix が撮影した最初の画像の一枚が掲載されている.スピリッツやオポチュニティーが送ってくる画像もそうだけど,だれかが気軽に撮ったスナップ写真のような自然さで,それらを見ていると「行ってみたいなぁ」なんて思ったりする.皆さんはいかが?

SETI@home 現在の順位 世界…89,018位(/824,823人)国内…3,279位(/23,522人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,439位(/199,378人) 国内…363位(/2,976人)

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2008年5月26日 (月)

祝!Phoenix 着陸成功!

  現時点でまだ日本語のニュースは出ていないようだが...
  ミッションのホームページによれば,NASAの火星探査機“Phoenix”が日本時間の今日朝(つい先ほど!)火星着陸に成功したらしい.“Phoenix”は凍土を採集して表面近くに水が氷の形で存在している証拠の発見をめざし,有機物など生命の痕跡を調べる.

  日本も含め,火星を目指した探査機はこれで14機,そのうち着陸に成功したのは6機ということになる.このことだけでも火星に着陸させることがどれほど難しいかが伺える.
  この後,“Phoenix”によってどんな発見がなされるのかも楽しみだが,“Phoenix”がまたどんな火星の姿を見せてくれるのかも楽しみ.うまくいけば,明日のAstronomy Picture of the Day には“Phoenix”による火星からの最初の画像の一つが掲載されるそうなのでお見逃しなく.

SETI@home 現在の順位 世界…89,018位(/824,823人)国内…3,279位(/23,522人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,411位(/199,285人) 国内…363位(/2,974人)

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2008年5月25日 (日)

系外銀河までの距離

  今まで6500万光年と考えられていたからす座の「アンテナ銀河」(この銀河は撮ってみたいとずっと思いながらまだ撮れていない)の距離が実は4500万光年であることが明らかになった.
  これは,ヨーロッパ南天文台の Ivo Saviane 氏が率いた国際的な研究チームがハッブル宇宙望遠鏡を用いて「アンテナ銀河」内の赤色巨星を観測て得られた結果である.赤色巨星にはその明るさと色の分布には一定の関係があることが知られているので,見かけの明るさと色を調べることで距離を知ることができるのである.
  そして,この結果,アンテナ銀河に見られた,星形成の割合が高いことや,超巨大な星団が存在することなど,特異な特徴が実はそれほど特異ではないらしいということになりそうだ.

  実はここ数年くらい,「系外銀河の距離をもう少し正確に知ることはできないものだろうか」と思っていろいろ調べ,その結界を少しずつホームページにも反映させている.ところが,調べれば調べるほどその結果はばらばらで系外銀河の距離を決定することがいかに難しいことなのかを痛感している.系外銀河の距離ではばらつきが30%程度は当たり前,50%程度でばらつくものも全然珍しくないのである.たとえば,一般的にはその距離が230万光年とされているアンドロメダ銀河だが,資料によってだいたい230万光年から270万光年くらいの範囲でばらつきがあり,「どうしていいのかわからない」というのがホンネながら230万光年というより250万光年というほうがもっともらしいと思えるのでアンドロメダ銀河のページでは距離として250万光年としてある.その他の銀河についてもいろいろ調べているのだが時々パニック状態に陥ったりして遅々として進まない.そもそも私の様な(こと学問としての天文学では)素人にできることではないのかもしれないが,せめて「Aという銀河とBという銀河を比べたとき,遠いのはどちら」ということがわかるような資料を作れないかと思っている.

   ・・・とはいえ,やはり調べれば調べるほど難しさを痛感するばかりで時々パニックに陥ったり知恵熱が出たりとかを繰り返していて「やっぱり私には無理なのかも」と思ったりする.どなたかこういう研究をして(アマチュアにもわかりやすい形で)発表してくれませんかねぇ>天文学者の皆様

SETI@home 現在の順位 世界…89,098位(/823,603人)国内…3,284位(/23,487人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,582位(/199,184人) 国内…365位(/2,973人)

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2008年5月24日 (土)

辛くも連敗ストップ

  このところずっと天気に恵まれず昨日(23日)朝までの段階で5連敗中.その昨日は朝から良く晴れ,茨城県内でも真夏日になったところもあったとか.予報でも夜までは晴れで,「よし,これで連敗ストップだ!」と思い,さて今晩(の観望会)のメニューはどうしようかと考えていた.
  火星がすぐ近くにあるプレセペ星団を双眼鏡で眺めるのも面白そうだし,双眼鏡ならやっぱりかみのけ座Mel.111も見せたいよなぁ.望遠鏡はどうしよう...まぁ土星は見るとして,M3とかソンブレロ銀河なんか面白いかも.子持ち銀河はわかってもらえるかなぁ.銀河球状星団で喜んでもらえなかったらミザールとかアルギエバとかの二重星を見てもらうテもあるか.あ,なんだ今晩はISSHSTも見られるじゃないか(肉眼でだけど).コイツらも面白いかも.

  で,夕方.

  見事だ...

  全天が薄雲で覆われてしまった.なんだ,結局いつもの「中途半端」なパターンか.薄雲なだけに中止にするわけにもいかず,とりあえず会場へ.
  会場についてからも状況は好転しなかった.19:00を過ぎて一家族が来てくださったが,薄明中とはいえ観望会開始予定時刻の19:30になってもアークトゥルスと土星が微かに見えるだけ.でもアークトゥルスと土星が見えるならISSは見えるはずだぞ.
  思惑通りISSはしっかり見え,空を移動していくその姿に皆さん喜んでくださった様子.その後薄雲を通してながら土星を見,雲の切れ間から双眼鏡と望遠鏡でミザールを見てそこそこ盛り上がった.
  最初に来てくださったご家族は以前小学校での観望会に参加されたことがあるとか.子供さんは小学校5年生で将来は天文学者になりたいとのことでさすがに詳しい.いろいろと鋭い質問を浴びせてくるのでノートPCを立ち上げてMitakaPlusを見せながら解説.お母さん曰く,
「学校の観望会と違っていろいろお話を聞けるからいいねぇ」
いやホントそういうことを言ってくださると嬉しいです.そしてそのお母さん,帰り際にお子さんに向かって一言.
「今日は楽しかったねぇ」
こういう仕事をしていて,そんな一言(しかも面と向かってではなく)を聞けるのが一番幸せなんですよ.

  そんなこんなでほとんど星が見えないような空の下ながらなかなかの充実感で辛くも連敗ストップ.こんなこともあるんだねぇ.

今年の観望会 予定…29 実施…17 中止…8 延期…2 屋内で天文教室…2 勝率….586(17勝12敗)
ようやく連敗がストップ.貯金が1つ増えて5.

SETI@home 現在の順位 世界…89,056位(/822,945人)国内…3,283位(/23,475人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,609位(/199,108人) 国内…364位(/2,973人)

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2008年5月23日 (金)

陸地に隕石が衝突!?

  「それ」が起こったのは夕刻だった.突如陸地に隕石が衝突したのだ.その時私は滞在中のホテルのラウンジにいた.その窓からもキノコ雲が立ち上がるのが見えたが,どういうわけか爆風も振動も感じなかった.
  私は妙に冷静だった.ホテルの自室に戻り,カメラを持って最上階に上り,キノコ雲が広がっていく様子を写真におさめた.
  その後,テレビでも隕石衝突のニュースが放送され,「日本各地でその様子が目撃された」ということだったが,不可解なことに被害については何らふれられていなかった.

・・・

という夢を見た.あぁぁごめんなんさいごめんななさいごめんなさい

  この夢から覚めたのが03:00すぎ.窓から外を見てみたがぼんやりとした月が見えているだけだった.あーあ,今日は何もできないや.

  その後もう一眠り.07:00前に目が覚めて思わずネットで隕石衝突のニュースを探してしまった.夢の中のニュースが出てるわけないか.

SETI@home 現在の順位 世界…89,056位(/822,945人)国内…3,283位(/23,475人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,649位(/198,996人) 国内…363位(/2,972人)

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2008年5月22日 (木)

ISSとイリジウムフレア(?)と...

  昨日(21日)夕方は晴れ.満月過ぎの月が明るいのでどのみち星雲・星団の撮影というわけにはいかないのだが,「さて今晩は何を撮ってやろうか」とひとしきり思案.どこか景色の良いところへ出かけて日周運動の写真を撮ってやろうか.ちょうど月の出を狙って海岸まで言ってみようかたまにはISSをもう少ししっかり狙ってみようか...
  結局,ISSをしっかり狙ってみることにした.ISSは明るいのでどこでも見られるしどこでも撮れるのだが,昨日は少し空が暗いところに行くことを思いついた.ISSが空の広い範囲を移動していく様子をとらえようと,円周魚眼レンズで撮ってやろうというわけだ.私のカメラは初代 EOS Kiss Digital で,連写は4枚までしかできない.これで数分の間に空を移動していくISSを写すには1枚あたりの露光時間を伸ばす必要があったのだ.
  そうは言っても20:00過ぎには明るい月が昇ってくるので「わざわざ遠くまで行くこともないか」ということで城里町ふれあいの里へ.管理棟から少し離れた広場にカメラを設置してISSを狙った.そして戦果は↓
ISSの光跡 2008年5月21日
とりあえず狙い通り(クリックで拡大.800 × 800 pixel,85kb).コマ間が切れてしまうのはまぁしょうがないでしょう.それにしてもこうして長く移動していくISSを眺めているのはなかなか気持ちがいいもんだ.思わず手を振りたくなったぞ.

  これに気を良くして,帰り道で出てきたばかりの低い月と地上の風景を一緒に写せないかといろいろ挑戦...しかし全部失敗.ま,全てがうまく行くほど世の中甘くないさ.いやしかし写真ってホントに「見た通り」にはなかなか写ってくれないもんだ.

  帰宅後は自宅で日周運動の写真を徒労もとい撮ろうと思っていたのだが,透明度が低くて断念.「あとは明け方のイリジウムフレアだぞ」

  で,明け方.今朝は02:27:52に−3等のイリジウムフレアが見られるはずだった.
予報時刻に予報位置にカメラを向けてシャッターを切る.
イリジウムフレア?
・・・

あれ?

・・・何もなかった.予報時刻がズレていたのかな.
仕方なくカメラを片付けつつ見上げた空にはそのイリジウムフレアが.
ちぃぃ!フェイントにひっかかっちまったぜ.

やっぱり世の中なかなかうまくは行かないらしい.

SETI@home 現在の順位 世界…89,516位(/822,462人)国内…3,293位(/23,462人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,701位(/198,921人) 国内…364位(/2,972人)

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(22日10:30追記)イリジウムフレアの予報が02:27:52というのはなんと明後日(24日)の朝の予報だったということに今気がついた.ダメじゃん!

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2008年5月21日 (水)

人類は月に立っていた!

  「アポロが月に行ったというのは嘘だったのではないか」とかいうことが時々話題になる.天文教室の折にも「アポロは本当に月に行ったのですか?」なんて質問を受けることがある.
  そんな時,私は
「アポロが月に行ったというのが嘘だったなんてことはありえないと思います」
と答えていた.国家レベルで,バレたら世界がひっくり返るような嘘をつくとはとても思えなかったし,そもそもそれが嘘だったのではないかと主張することに何の意味もないと思っていたからだ.
  そして遂に,日本の月周回衛星「かぐや」が月のハドレー谷でアポロ15号が1971年に着陸した際に残したエンジンの噴射痕を撮影した.「かぐや」が撮影した画像には直径150メートルほどの白っぽい部分が見つかり,位置や地形の特徴から,月面に堆積していた砂がアポロ15号のエンジンの噴射により吹き上げられ,再び月面に降り積もってできたものだと判断されたのだ.
  それでも「それだけじゃ証拠にならない」とか主張する人がやっぱりいそうだけど,もうこれでOKということにしましょうよ.「人類が月に行ったというのは嘘だ」なんて言ってみたところでそこから何も生まれないんだから.

  昨日の予報では夜は「晴れ」だった.嵐の後だし,綺麗な星空がおがめるのではないかと期待していたのだが...
2008年5月21日 自宅にて
薄明開始直前になっても結局↑この通り.最近あまりにも晴れないのでいつの間にか木星がさそり座からいて座に移動していたのにびっくりしちゃったじゃないか.

SETI@home 現在の順位 世界…89,506位(/821,970人)国内…3,294位(/23,430人)
Einstein@home 現在の順位 世界…18,812位(/198,847人) 国内…368位(/2,971人)

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2008年5月20日 (火)

台風!

  台風4号が日本の東海上を北上中.その影響なのか,現在水戸地方は大荒れの天気.でもどうやらその荒れた天気も夕方までのようで,今晩はちょっと期待♪

  ところで,もうずいぶんと前の話になるが,悪天候で観望会の代わりに実施した天文教室で,系外銀河の写真(どの銀河だったかは忘れた.確かM33だったんじゃなかったかと思うけど)を見せた時,それを見た小学生が
「台風だ!」
と言った.
系外銀河M101 2003年3月撮影
「うーん,確かに良く似てるよねぇ」
なんて話をしたわけだが,いやはや子供の感性というものはまことの驚くべきもので,実は
こういった銀河の渦巻きと台風の渦巻き(台風の写真もここに掲載して見比べられるようにしたかったのだが,自由に使える画像が見つからなかったので「デジタル台風」等を参照して比べてみていただきたい)は対数螺旋と呼ばれる幾何学模様になっている.対数螺旋とは,黄金比(約5:8)をもつ長方形を等比的に縮小しながら回転して得られる図形.なるほど,銀河は美しいわけだ.納得.(台風の衛星画像も美しいけど,こちらは被害が出たりするからねぇ...)

  ちなみにアンモナイトの渦巻きも対数螺旋になっている.直接的には全く何の関係もないアンモナイトと台風と系外銀河が同様の姿だなんて,やっぱり自然界は驚きがいっぱいだ.

SETI@home 現在の順位 世界…89,875位(/821,278人)国内…3,311位(/23,404人)
Einstein@home 現在の順位 世界…19,060位(/198,769人) 国内…372位(/2,970人)

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2008年5月19日 (月)

やっぱりね...

  最近,夜はいっこうによく晴れてくれない.土曜日にもぎりぎりのタイミングで曇られたばかりだし.
  昨日(18日)の昼間はそこそこ良く晴れていた.「この調子なら夜まで(天気が)もつかな」と思い,イリジウムフレアとISSが見られる時刻をチェックしてみたが...
「もしかしてやっぱり夜までには曇っちゃうかも」
もはや疑心暗鬼.
  それならと例によって城里町ふれあいの里へ.また太陽望遠鏡を借りて昼間のうちに「天体の写真」を撮っておこうというわけだ.で,その太陽は
Hα線による太陽像 2008年5月18日
あんまりハデではないものの,小さなプロミネンスがいくつか.最近ようやく目が肥えてきたのか,縁の部分だけじゃなくて表面(彩層面)の模様も(眼視で)見られるようになってきたぞ.やっぱり無理してでもコレ(Colonado の P.S.T)買っちゃおうか...

  で,夜.
  19:53:24 にイリジウムフレアが見られるはずだったが,ついうっかりのんびりしていて気がついたのが19:45頃.
「こりゃいかん!」と思って慌てて外に飛び出したのだが...

ベタ曇り.


やっぱりね...

SETI@home 現在の順位 世界…90,171位(/820,871人)国内…3,318位(/23,390人)
Einstein@home 現在の順位 世界…19,107位(/198,683人) 国内…372位(/2,968人)

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2008年5月18日 (日)

プラネタリウムを作ろう!

    昨日(17日)は夕方まで晴れ.満月近い月もしっかり見えていたので,「これなら(城里町ふれあいの里)天文台は開館だろう」と思っていたのだが...
  20:00頃までには時々月が見える程度の曇り空になってしまった.通常なら閉館になる天気だったのだが,昨日は某大学の天文部が宿泊しているということでやや無理やり開館.
  でもやっぱり星は見えず,ドームの中で望遠鏡の説明をしているうちに雨まで降り出した.

  大学の天文サークルと言えば,学園祭などで自作のプラネタリウムを上映するというところも多い.そこで,天文部の面々にホームページに掲載している私の自作プラネタリウム“PPLS-1 を紹介しつつ,プラネタリウムを作ってみることを勧めてみた.何人かのメンバーは興味津々の様子.ぜひ作ってみてくださいね.

  プラネタリウムを作る楽しさは「星々と何らかの関係を持つ」ことだと思っている.恒星原板に穴を開けたあとに夜空を見上げたとき,「あぁ,あの星の穴はこの間開けたなぁ」と思えてそこに見えている星が自分のものになったような気になれる(そう言えば,以前,PPLS-1の投影を見たアメリカ人に You've recreated the universe! とか言われた.そうだ,自作プラネタリウムを投影している会場では私は神なのだ!全知全能でないだけにその宇宙にも欠陥がいっぱいあったりするわけだが).プラネタリウムの恒星球を作るためには,投影するべき全ての星について,最低でも位置と明るさは調べなくてはならないから,その星が実際の夜空のその場所で輝いていることは私にとって「そんなの関係ねぇ」ことではなくなるのだ.
  実は「星々となんらかの関係を持ちたい」と思っていることが私が星屋であることの所以でもあったりする.自作プラネタリウムに限らず,写真でも観望でも同じだ.
  7年前,当時国立天文台の台長だった海部先生の講演を聞いた.その時の
「宇宙の果ては認識の果て」
というお話に大変感銘を受けた.
  宇宙の年齢は137億歳で,宇宙の地平線は我々から137億光年.つまり,137億光年より先の光はまだ我々に届いていない.宇宙で一番速いのは光だから,137億光年より先の宇宙からは何の情報も伝わることはなく我々には認識できないので,何の因果関係ももたない.因果関係をもたないということは我々にとっては「ない」ことと同じなので認識できる最も遠いところが「宇宙の果て」なのだということだ.
  天動説が信じられていた時代,天球までの距離はあまり考えられていなかっただろうから,天球=空であり,当時の人々にとって「宇宙の果て」とはつまり地上十数kmだった(現代においても天体までの距離を実感できていなければ実感としての宇宙の果てはやっぱり当時と変わらないのだろうと思う).それが,月や太陽,惑星までの距離が分かるようになり,さらにその外の宇宙の広がりが認識できるようになったことで,我々人類にとっての「宇宙の果て」はどんどん広がっていったのである.
  これは「人類にとっての宇宙の果て」ということであり,「私個人にとっての宇宙の果て」とはやや意味合いが違うと思う.知識として知っていてもそれを実感できなければ認識できたことにはならないと思うのだ.
  このことは私の「遠い天体への憧れ」につながっている.遠い天体を見たり,写真に撮ったりすることで,私はその天体を認識することができる.認識できないまでも,非常に小さいながらその天体と私の間に因果関係が発生することになり,私にとって「その天体の存在」が確定し,それによって「私にとっての宇宙の果て」を広げることができるのだと思っている.
  「認識できないものは存在していないのと同じ」という考え方は私が「たくさんの天体を見たい」と思い,「たくさんの天体の写真を撮りたい」と思うことにつながっている.たくさんの天体を見,たくさんの天体の写真を撮ることで,言い換えれば私にとっての「宇宙の密度」を高めることになると思う.
  私は自作プラネタリウム“PPLS-1を作るにあたって,8.5等星まで,約65,000個の星の穴を開けた.このことで,8.5等以上の明るさの星のほぼ全て(変光星だったりすると漏れているかもしれない)と私は因果関係をもつことになった(その星がそこで輝いていることが“原因”で,“結果”として私が恒星原板上に穴をあけたわけだから).実際の夜空を見上げ,そのことを実感できる嬉しさは・・・やっぱり実際に作ってみないとわからないかも.

  8.5等星まで65,000個の穴を開けるなんていうことは私のように頭のネジが2,3本はずれた「いっちゃってる人」じゃないとちょっと無理かと思うけど,6等星までの数千個なら結構やれると思う(キットも発売されているようだし).6等星ということは肉眼で見えるほぼ全ての星ということになるわけだ.「夜空に見える全ての星を自分のもににする」嬉しさを一度味わってみてはいかがだろうか.

注: 8.5等星まで65,000個の穴をあけてやろうなんて考えると人生を狂わせてしまいかねない.大変危険なので良い子は絶対にまねをしないように(笑).また,プラネタリウムを作る楽しさにハマってしまったことで,あなたの健康や精神,そして人生にいかなる影響があったとしても当方では責任を負いかねます.

天文台が開館したとは言っても一つも星が見えなかったからやっぱりこれは“中止”だろうなぁ.
今年の観望会 予定…28 実施…16 中止…8 延期…2 屋内で天文教室…2 勝率….571(16勝12敗)
5連勝のあとこれで5連敗.貯金が1つ減って4.連勝で稼いだ貯金をすっかり吐き出してしまった.

SETI@home 現在の順位 世界…90,322位(/820,488人)国内…3,324位(/23,383人)
Einstein@home 現在の順位 世界…19,281位(/198,598人) 国内…375位(/2,967人)

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2008年5月17日 (土)

見てみたい

  一般的(なのかどうかやや自信がないけど)に天文屋が生きているうちに一度は見ておきたいと思うものが5つ.
1.オーロラ.
  夜空を彩る光のカーテン.やっぱり一度は見てみたいねぇ.ちなみに現在は太陽活動が穏やかなので見られるチャンスは少ないとか.
2.皆既日食
  これも一度見ると病みつきになるそうな.マニアの間で「食中毒」という言葉もあり,「蝕中毒」とも書くらしい.来年の沖縄皆既日食はぜひ見たいぞ.
3.大彗星
  夜空に雄大な尾をひく彗星.百武彗星やヘール・ボップ彗星は凄かった.当時私はまだ天文マニアじゃなかった(当時は現在天文に打ち込んでいるのと同じくらい何とオーケストラに打ち込んでいた!)けど,成り行きで飛行機の窓からヘール・ボップ彗星を見られる幸運に恵まれたりもした.最近ではマックノート彗星が北半球からはあまり良く見られなくて残念だったけど,
C/2004 Q1 NEAT彗星
ニート彗星(C/2001 Q4)はなかなか楽しめたし,ちょっと異質だったけど昨年の
17P Holmes彗星
ホームズ彗星(17P)のアウトバーストは凄かった.大彗星というのはそうそう見られるものでもないのだが,大彗星が多くやってくる時期というのもあるらしい.宮沢賢治が若い頃もそんな時期だったとか.
4.流星雨
  これがやっぱり一番エキサイティングだろう.
2001年しし座流星群
(クリックで拡大,640 × 480 pixel,85kb)
私の人生で見てきたものの中で一番凄かった.現在でこそそれが宇宙空間に漂う「チリ」が大気圏に突入して光っているものだとわかって眺めているから「凄い!」と言って感動しているけど,その正体がわかっていなかった時代にそれを目撃したらさぞ怖かっただろう.
  あぁ,もう一度見てみたい.
5.肉眼超新星
  見てみたいなぁ.それもかに星雲を作った1054年の超新星のように昼間でも見える超ハデなやつを.さそり座δ星が増光したとか,ベテルギウスが減光したとかいうニュースがある度にちょっと期待するけど超新星につながるものではないらしい.最近,NASAが140年前に爆発した超新星の残骸を観測したとか.日本では明治元年の頃だが,観測記録がないところをみるとそれほど目立ったものではなかったのかも.

  上の5つのうち,1と2は毎年世界中のどこかでは起こっているのでお金さえかければいつかは見られる(そのお金があるかどうかが問題ではあるけれど(泣))わけだし,3と4は既に見たのでOKとして,やっぱり5だよ.ベテルギウスが爆発する(or した)ところを見てみたいぞ.

  でも爆発後のオリオン座は寂しくなるだろうなあなんて思ったり...

SETI@home 現在の順位 世界…90,553位(/819,988人)国内…3,329位(/23,371人)
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2008年5月16日 (金)

夜までは

  昨日(15日)朝,出勤途中にラジオで聞いた天気予報.
「今日は久しぶりに晴れ間が広がり,気温も平年なみとなるでしょう.このお天気,夜まではもちそうです」

・・・「夜までは」ね・・・
普通に生活している人にとっては夜の天気なんかほとんど「どうでもいい」んだけど,星屋にとってはその夜の天気が一番問題.
  夕方までは晴れていたので,「今日はひとつどこかへ出かけて日周運動の写真でも撮ってやろう」と思っていたのだが...
  薄明終了の頃はベタ曇り.その後雲が薄くなって月が見えたりもしたけれど,帰宅して見上げた空は「どんよりとした晴れ」.そんな日本語はないが,薄雲が広がっていて1等星がいくつかしか見えない夜空はそんな言い方がぴったりの気がする.
  それでも久しぶりに星が見える夜.もう少し良く晴れてくれないかと粘っていたが,結局03:00になっても
2008年5月16日 自宅にて
↑こんな空.いつの間にかこの時刻には夏の大三角が天頂に見えるようになっていたけど,今年まだ天の川を見てないぞ.

  今は晴れているけれど,今日もまた夜には曇る予報(夜中には雨も降るらしい)...

SETI@home 現在の順位 世界…90,672位(/819,563人)国内…3,329位(/23,363人)
Einstein@home 現在の順位 世界…19,527位(/198,442人) 国内…378位(/2,967人)

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2008年5月15日 (木)

カラーレーザープリンター

  ここをお読みの皆さんはご自分で撮影した写真(天体写真に限らず)をどのように保存しておられるだろうか.最近は写真といえばほとんどデジタルなのでパソコンに保存しておけばいつでも見られて便利ではあるのだけれど,人に配ったりする写真とか,自分自身で時々眺めたいお気に入りの写真なんかはやはり何らかの方法でプリントすることになる.
  私自身は,「作品」として保存しておきたいものは写真屋さんでプリントしてもらい,アルバムに整理しているし,(特にお気に入りのものは)額に入れて飾っている.その他,仕事柄もあって他人に見せる必要があったりとか,絵葉書にして配るとかいうときはインクジェットプリンターでプリントしている.
  その他に,数年に一度,星雲・星団の写真と解説を本にまとめている.実は現在製作の最中で,今年作っているものは240ページ.本と言っても出版するわけではなく,今回は7冊作る予定なのだが,7冊程度では印刷を請け負ってくれる印刷屋さんはなかなかないので自分で印刷することになる.前回まではこれをインクジェットプリンターで印刷していたのだが,インクジェットプリンターだと印刷に時間がかかる上にインクを乾かさなくてはならないのでもの凄く大変.しかも両面印刷できる紙は限られている上に結構高いし,インク代もばかにならない(しかも,最初に作った時はこの作業でプリンターを使い潰してしまった).
  そこで「次(に作る時)はレーザープリンターを買おう」と思っていたのだが,いざ買おうと思ってみたらいつの間にか安くなっていたのに驚いた.十年くらい前まではカラーレーザープリンターと言えば数十万円というイメージだったのに,それが数万円で買えるようになっていたのだから驚きだ.今やインクジェットプリンターとほとんど値段が変わらない.いくつかの機種を検討した上,先月の中旬頃思い切って購入したのだった.
  で,使ってみると...
  とにかく速い!インクジェットなら1枚数分かかっていたのだが,カラーレーザーなら1分に十数枚プリントできる.今回製作する本は240ページ×7冊でざっと1700ページを印刷するわけだからこの速さはありがたい.
  そして気になる画質だが...
  さすがにインクジェットプリンターで写真用紙を使って印刷したものには敵わない(もっとも,カラーレーザープリンター用の写真用紙というものもあるらしいのでそれと比べたらどうか分からないが).カラーレーザーは結構紙を選ぶものらしく,ダメな紙だとホントに全然ダメだが,良い(相性という面も含めて)紙を選んだ時には結構綺麗にプリントできて,インクジェットプリンターで「高品位専用紙」くらいに印刷したものと比べるとカラーレーザーの方がちょっと綺麗な感じ.これで印刷がとても速くてコストも安いとくれば利用価値大だと思う.
  そんなわけで,「深宇宙探訪 〜夜空を飾る宝石の数々〜」と題した本の第3版がもうすぐ完成の予定.フルカラーの240ページ.あなたも実費(8000円くらい?)で一冊いかが?

SETI@home 現在の順位 世界…90,672位(/819,563人)国内…3,329位(/23,363人)
Einstein@home 現在の順位 世界…19,721位(/198,348人) 国内…386位(/2,967人)

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2008年5月14日 (水)

真面目に話を聞かれると

  昨日(13日)は市内体験学習施設で観望会.天気は朝から絶望的で予定通り屋内で天文教室.
  久しぶりに自作プラネタリウム“PPLS-1の活躍となったわけだが...
  自作プラネタリウムの久しぶりの投影というのはなかなか大変.そもそも機械に関して全くの素人が作ったプラネタリウムだから,久しぶりともなればどこかに不具合があるのではないかととても心配.しかも解説をする私地震もとい私自身もプラネタリウムの解説に関してはこれまた素人だし.前日のうちにテスト投影をして投影機に不具合がないことを確かめ,解説の練習も.
  そして昨日の天文教室はまずPPLS-1で星座の解説.部屋が暗くなったところで「わぁ〜!」「きれ〜い!」と声が上がったし,一通り解説を終えて「これで今日のプラネタリウムは終わりです」と言ったところで拍手も起こったし,とりあえず喜んでもらえたようで満足.
  その後は Mikaka Plus を使ってヴァーチャルに宇宙旅行をしながら宇宙のお話.昨日の対象は中学生だったということもあって,みんな真面目に静かに話を聞いてくれた・・・というのはいいんだけど,やっぱり適度に反応が帰ってこないとやりにくい.イマイチ盛り上がらない天文教室になってしまった.ちょっと話が難しかったかなぁ・・・反省.
  実は昨日の話題の中で,四川省の地震のエネルギーが広島型原爆の約600発分,太陽から地球が1秒間に受け取るエネルギーは広島型原爆の約3000発分という話もした.これはつまり「いかに太陽という星が凄いか」を伝えたかったわけだが,最後の質問コーナーでは地震についての質問も.いやそこを伝えたかったんじゃないんだけど.

  やっぱり世の中うまくいかないらしい.

今年の観望会 予定…27 実施…16 中止…7 延期…2 屋内で天文教室…2 勝率….593(16勝11敗)
5連勝のあとこれで4連敗.貯金が1つ減って5.これで勝率が6割を割ってしまった.

SETI@home 現在の順位 世界…90,650位(/818,995人)国内…3,331位(/23,348人)
Einstein@home 現在の順位 世界…19,774位(/198,262人) 国内…385位(/2,966人)

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2008年5月13日 (火)

大地震

  最初に,昨日中国で発生した地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます.

  ところで,2004年12月26日に発生,インドネシアのみならず,インド洋沿岸に大津波が押し寄せ,大きな被害を出したスマトラ島大地震を覚えておいでだろうか.
  この地震はスマトラ島北西沖のインド洋でインドネシア西部時間2004年12月16日07:58:50(日本時間同日09:58)に発生,マグニチュードは暫定発表で8.1,その後幾度も修正され,2006年現在アメリカ地質調査所では9.1としている.
  この地震によって開放されたエネルギーは非常に巨大であり,その後驚くべきことがいくつか報告されている.
  この地震によって地球の自転軸が変化し,北極の方向が東経145°の方向(北極から見て北海道東端の方向)に約2.5cm移動した.また,地球の形が南北にわずかに伸びる形に変形したため,地球の自転がわずかに速まり,一日の長さが100万分の3秒短くなった.そして,地震発生から半月経過しても周期約20分の地球全体の振動が続いていて,この振動は1〜2ヶ月続いたという.

  ちなみに,マグニチュードからざっと計算してみると,昨日の地震のエネルギーは3.16×1016[J]で広島型原爆の約600発(弱)分,2004年スマトラ島大地震のエネルギーが2.82×1018[J]で広島型原爆の約5万発分(広島型原爆のエネルギーを5.5×1013[J](TNT火薬13kt相当)として計算)ということになる.(ちなみに,先日水戸市で震度5弱を観測した地震のマグニチュードは6.7,エネルギーは3.16×1014[J]で広島型原爆6発分だった.つまり,昨日中国で起こった地震は先日の地震の100倍のエネルギーだったということだ)
  こうして地震のエネルギーを計算してみるとそのもの凄さにびっくりだが,実は1秒間に太陽から地球に届くエネルギーの総量が1.74×1017[J]だそうな.比較対象としてはどういう印象を持つか微妙な数値ではあるが,

  げに恐ろしきは自然のエネルギーである.

SETI@home 現在の順位 世界…90,811位(/818,590人)国内…3,339位(/23,335人)
Einstein@home 現在の順位 世界…19,804位(/198,175人) 国内…386位(/2,965人)

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2008年5月12日 (月)

HAL

  1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」.この映画の中で2001年に木星付近を飛行している有人宇宙船ディスカバリー号に搭載されているコンピューターが「HAL9000」.擬似的な人格すらもっている高度な人工知能を搭載し,人間と会話もできる(記憶が定かではないがプール副操縦士がHALにチェスで負けた時(ちなみに現在でもチェスに関しては人間よりコンピュータの方が強いようだ),HALが「楽しいゲームでした」と言っていた).
  2008年になった現在でもこれほどのコンピュータはまだ実現していない.しかし,“HAL”は実在するようだ.
  もっともこちらは筑波大学大学院の山海嘉之教授が開発した装着型ロボットのことで,HALとはHybrid Assistive Limbの略(ちなみにHAL9000の“HAL”はIBMをアルファベットで一つずつ前にずらしたものだとか).体の不自由な人が装着して自由に動けるようにとか,健常者が装着して障害者の介護をするために開発されたもの.
  山海教授はHALの量産のためにベンチャー企業「サイバーダイン」を設立した.映画「ターミネーター」でターミネーターを作った会社が「サイバーダイン社」だった.まさか将来HALが人間の抹殺を図ることがあるんではないかなんて心配になってしまいそうだが,山海教授は
「人を幸福にしなければ,テクノロジーの意味はない」
「非軍事という特殊性こそが日本のロボット開発が世界を牽引していくことの大きな意義になる」
という考えの方で,軍事関係者からの共同研究の申し込みはすべて断っているそうだ.ちょっと安心.

  ちなみに今日の日付(5月12日)は映画「ターミネーター」で最初のターミネーターが未来からやって来た日(1984年)だったり.

SETI@home 現在の順位 世界…90,927位(/818,151人)国内…3,344位(/23,327人)
Einstein@home 現在の順位 世界…19,780位(/198,076人) 国内…386位(/2,962人)

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2008年5月11日 (日)

去年の今日は

  去年の今日(2007年5月11日)は朝から何かが違っていた.なにかこう,不安感というか,嫌な予感という類のものが朝から確かにあったのだ.
  「何か良くないことが起こるんじゃなかろうか」
という気がしていた.
  とは言え,私は生来のノーテンキ野郎.そのことはすっかり忘れて普段と同じ一日を過ごしていたのだが...
  自作プラネタリウム1号機“PPLS-1の製作を開始したのが一昨年の7月末.それから9ヶ月を経て恒星球へのおよそ65000個の穴あけ作業が(修正分も含めて)完了したのが4月中旬のこと.穴あけを終了した恒星原板同士を接着して斜方立方八面体の恒星球に仕上げる作業(これが0.1mmの誤差が許されないほとんど職人芸!の精密な作業)が終了したのがゴールデンウィーク明けの頃.その後は強度に不安のある部分の補強をし,今頃はいよいよ仕上げ作業中だった.

それ」は19:00過ぎに起こった.
  ほんのちょっとの不注意で仕上げ作業中の恒星球は50cmほどを落下,見事に崩壊したのだった.
  もちろんその時はショックだったが,どういうわけか(一年たった今でも不思議なのだが)絶望感の類はほとんど感じなかった.事故の後も普通に夜を過ごし,翌日から復旧作業にかかった.その時に撮った写真がコレ↓
最も激しい破損箇所
これが最も激しく損傷した部分.実はこの事故によって恒星球は文字通り「真っ二つ」になってしまったのだが,事故後最初に撮った写真がこれ.既に応急の修復作業が進んでからのものだ.あんまり大きなショックを受けていなかったつもりだったが,事故直後の「真っ二つになった恒星球」の写真を撮っていないあたり,さすがにその(精神的な)余裕はなかったらしい.
  さすがに根を詰めて修復作業に取り組み,数日で完了.「見た目の美しさ」は永久に失われてしまったわけだが,幸いに投影される星空には影響がなかった.
  そして7月末には全体が(とりあえず)完成. とりあえず完成した“PPLS-1”
  ちなみに,この事故の教訓から,駆動部と恒星球を接続する部分には着脱する時に脱落する事故を防止するための工夫をしてある.

  それから今日まで,今ひとつ活躍の機会に恵まれてないけど(良かったら一度見てみませんか?お問い合わせはこちらからどうぞ),これから秋にかけては天気の悪い夜が多いだろうから,きっと活躍してくれるだろう(現状の天気予報だと観望会が予定されている明後日の夜は晴れそうにない.明後日は雨天・曇天時は屋内で天文教室の予定だから早速コイツが活躍してくれるはずだ).

  もう恒星球を落としたりしないように気をつけなくちゃ...

SETI@home 現在の順位 世界…91,072位(/817,765人)国内…3,351位(/23,313人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,071位(/197,991人) 国内…392位(/2,961人)

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2008年5月10日 (土)

新作

  今月6日から7日にかけて撮影した新作,
へびつかい座の球状星団M9
へびつかい座球状星団M9です.
  最初の導入時に自動導入装置にトラブルがあったものの,赤道儀をEM-400にかえてから初めて露光中のトラブルは皆無でした.
  結果,ほんの少しピントが甘いのが残念ですが,私としてはかなり良く撮れたと思っています.キットピーク天文台の90cm望遠鏡(!)で撮影された画像と比べてみてください.もちろん,私の画像は20cm望遠鏡で撮影したものですから,太刀打ちできるものでもないですが,90cmと20cmという差を考えたら健闘したんじゃないかなぁと思っています.
  ホームページ内のM9のページ(&ここ)にはスペースの都合上トリミングした画像を掲載していますが,M9の南西側にある暗黒星雲が面白いのでトリミングせずに全体を縮小した画像も別リンクで見られるようにしてあります.
  天気予報を見ると,月が明るくなる前に撮影のチャンスに恵まれることはなさそうです.次の新作はいつのことになるのでしょうか...

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実施?中止?

  昨日(9日)夕方は自主企画の観望会の予定だった.天気予報は「曇り」.昼間のうちから「どうせ今日は中止だろう」とタカをくくっていたのだが...
  午後になっても,夕方が近くなってきても日がさしていた.かといって快晴というわけでもなし...あーあ,またこのパターン(どっちつかずの天気)だよ.
  観望会開始予定時刻は19:30.18:00を過ぎた頃は結構晴れ間が広がっていて月も見えていたのでとりあえず望遠鏡を展開.しかし19:30になってみれば結局ベタ曇り.月も見えなくなった.あーあ,こんなことならもう少し早く曇ってくれれば望遠鏡なんか出さなかったのに.自分の機材ででもそうだけど,こうして「空振り」になってしまうとどっと疲れが出るものだ.
  で,結局参加者は0.まぁこの天気では当然と言えば当然だし,こんな天気の日にたくさんの参加者が集まってしまってもただ大変なだけなんだけど.でもこういう場合,観望会は実施というんだろうか?・・・やっぱり「中止」だろうねぇ...

  ということで↓
今年の観望会 予定…26 実施…17 中止…7 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….615(16勝10敗)
5連勝のあとこれで3連敗.ホント今年の楽◯のようだ.貯金が1つ減って6.

SETI@home 現在の順位 世界…91,234位(/817,293人)国内…3,355位(/23,307人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,071位(/197,905人) 国内…394位(/2,958人)

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2008年5月 9日 (金)

あの日から8年

  自分で撮影した天体写真はホームページやここの他に,すべてプリントして(もっとも,最初は銀塩だったからプリントの方が先だったのだが)アルバムに整理してある.そして,古いアルバムをめくってみると,(少年時代にちょっとだけ撮ったのは別として)最初に天体写真を撮ったのが8年前の今日(5月9日)のことだった.
  初めて天体写真を撮ったのが8年前の今日だったというのは最近そのアルバムを久々に見るまですっかり忘れていたのだが,その日のことははっきり覚えている.
  4月に現在の仕事に就いてからどうしても天体写真を撮りたいと思っていた.しかし,当時カメラはもっていなかったし,一眼レフカメラなんて十数万円すると思い込んでいた.それが,この日ふと立ち寄ったリサイクルショップ(!)で Canon の FTb 本体+35mmF3.5レンズで4000円,300mmF5.6の望遠レンズが5000円で売られていたのを見つけたのだ.やや逡巡したもののすぐに購入.夜が待ち遠しかった.
  そしてその日の夜(当時はまだ「機材を購入した直後は晴れない」というジンクスはなかったらしい),当時良く星を見に出かけていた那珂川畔へ.さっそくカメラを空に向けて撮ったのはかみのけ座だった.「のっけからずいぶんとマニアックだねぇ」という声が聞こえてきそうだが,数日前に初めて見た散開星団Mel.111にすっかり惚れ込んでいたのだ.
  もちろん,その時は赤道儀なんてないから三脚にカメラを載せただけの固定撮影.レンズも暗かったし,ポツポツと星が写っただけだったのだが,初めて「星団」の姿をとらえられたことに大感激した.
  その後,北アメリカ星雲の写真を撮りたくてどうしても赤道儀が欲しくなり,星雲・星団をもっと拡大して撮りたくて望遠レンズを買い,図書館に通ってガイド撮影の方法を勉強した.そしてもっと拡大して撮りたくて(現在も使っている)20cm反射望遠鏡を買ったのが翌年の1月(1月10日の皆既月食に間に合わせるために無理してローンを組んだのに当日は曇った!ジンクスはここから始まったのかも!?).それからはもう貪るようにいろんな天体の写真を撮ったものだ.
  2002年の秋には冷却CCDも買った.美しい星雲・星団の写真に猛烈に憧れて始めた天体写真.何度か天文誌のフォトコンテストにも入選できた.今じゃ文字通りディープな天文マニアだ.今思えば今の私のいる世界は8年前の私が夢見た世界だ.

  ...もうまっとうな人間には戻れそうにないぞ...

SETI@home 現在の順位 世界…91,554位(/816,831人)国内…3,363位(/23,299人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,110位(/197,829人) 国内…395位(/2,957人)

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2008年5月 8日 (木)

地震

  昨日(7日)夕方は曇り.一昨日(6日)から昨日の朝まで撮影をやった後だったので「これで今夜は休めるぞ」という安心が半分,画像処理の結果なかなか良く撮れていた(こことホームページへのアップはもうしばらくお待ちください)ので「今晩も撮りたかったなぁ」と残念な気分が半分.
  どうやら「撮影日和」にはなりそうになかったのでおとなしく休むことにしたが,ここに載せる写真が何もないのも寂しいなぁなんて考えていたところで月齢2の細い月がいい具合に見えていたので一枚.
月齢2の月 2008年5月7日
工事用クレーンのワイヤーが丁度月の接線になっている.数学の教材に使えそうだ.

  その後も見えている星といえばアークトゥルスくらいだったので帰宅後はあっさり就寝.

  で,件の地震.私が住んでいるのは水戸市で震度5弱.実はその前01:11にあった震度3の地震でメガ目が覚めた.その後01:17に震度2,01:25にも震度2の地震があったので「何か変だぞ」と思ってテレビをつけていたら01:54に震度5弱.初めて「緊急地震速報」を見た.もっとも揺れている最中だったので「もう揺れてますがな!」とテレビに向かってツッコミをいれていたが.

  私の天体写真歴は8年になるが,撮影中に地震に見舞われたのは2回.最初はまだ眼視ガイドで撮影をしていた時だった.ガイド鏡の視野の中でガイド星が揺れだしてびっくり.最初は何が起こったのか分からなかった.「何だ?」と思って接眼レンズから目をはなしてみたらグラグラと揺れていた.これはこれで貴重な体験だったかも.当然その時撮っていた写真は失敗だったが.そしてもう一度はついこの間.撮影していたのは私本人ではなかったのだが,ピント合わせのためのテスト露光の最中にグラグラ.おかげで↓こんな写真が撮れたわけだ.
露光中に地震! 2008年3月7日

  いやしかし良く揺れた夜だった.19:05の震度1を皮切りに朝までの間に震度1以上が11回.曇った夜で良かった.もし晴れていれば撮影中だっただろうと思われる時間帯に6回も揺れたわけだ.一日前だったらめっちゃ悔しかっただろうなぁ...

SETI@home 現在の順位 世界…91,849位(/816,361人)国内…3,375位(/23,285人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,256位(/197,741人) 国内…396位(/2,957人)

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2008年5月 7日 (水)

疑心暗鬼

  昨日(6日)は連休最終日にして最高の晴天.「これなら今晩は(撮影を)やれるかも」と思ったが,このところずっと天気には泣かされっぱなしなので「夜になったら曇っちゃった」とか「晴れているには晴れているけど透明度が悪すぎ」とかいうことになるんではないかとかすっかり疑心暗鬼.そこで昼間のうちに城里町ふれあいの里へ.昨日天文台は開館の予定ではなかったが,また太陽望遠鏡を借りて,晴れているうちにとりあえず「天体の写真」を撮っておこうというわけだ.
  昨日の太陽はそれほど派手ではなかったが,とりあえずいくつかプロミネンスが見えていた.
Hαによる太陽像 2008年5月6日 その1
もう一丁!
Hαによる太陽像 2008年5月6日 その2
うーん,やっぱりコレ(CoronadoP.S.T.)欲しいぞ.

  そして夜になってみると...
  雲は・・・なし.
  透明度は・・・とりたてて良いというほどではないがそれほど悪くもない.
  しかし,強い南風.それは予想してなかったぞ.さてどうしたものか...
  GP·D赤道儀を使っていた頃なら(風で望遠鏡が揺れてしまうので)間違いなく見送る状況だったが,現在使っている赤道儀はEM-400.「ちょうどいいや.これくらいの風の中でも撮れるかどうかテストしてやろう」ということで撮影を強行.
  機材の設営,ピント合わせ,オートガイダーのキャリブレーションまでは順調だったが,「さてターゲットを導入」というところでトラブル.なぜか赤緯がマイナスになると自動導入装置が作動しない.つい数日前は大丈夫だったのに.何度やり直してもダメだったので,最終的にはStellaNavigatorの画面を見ながら赤道儀のコントローラーを操作して目標を導入.やや面倒だけど大きな問題ではないか.
  そして「さぁこれから撮影♪」という段階になってみれば...風が止んだ.「風の中でも撮れるか」というテストの意味合いはなくなってしまった.まぁそれならその方がいいんだけど.
  その後は至極順調.何度もハングアップしていたオートガイダーも今回は機嫌がいいらしい.しかしここでも「また雲が出てくるんじゃないか」とか「RGBを撮り終える前に霧がでてしまうんじゃないか」と疑心暗鬼.
  そんな心配をよそに結局は薄明開始直前まで快晴.
2008年5月7日 自宅にて
久しぶりの撮影日和&快適な撮影だった.そして心地よい疲労感.やっぱりこうじゃなきゃ!

  機材撤収後見上げた視線の正面にイリジウムフレアが.
「あ゛,チェックしてなかったぞ.」
  ま,いいか...

SETI@home 現在の順位 世界…91,780位(/815,876人)国内…3,374位(/23,272人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,214位(/197,639人) 国内…396位(/2,956人)

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2008年5月 6日 (火)

UFOの疑問

  まず最初にことわっておきたいが,私はUFOというものの存在について懐疑的(というより否定的)である.そもそも,私を含めた天文マニアや天文学者など,頻繁に,そして長時間にわたって夜空を眺めている人種がUFOを目撃したという話はほとんど聞かない.UFOを目撃した人のほとんどは「普段はほとんど夜空を見上げることはないが,その時たまたま見上げていた」人だ.これは確率論的にありえないことではないか.
  UFOの写真だとされているもののほとんどは円盤型やら葉巻型やらと空力学を無視した形のものばかりというのも疑問.地球までやってこられるほどの科学力をもちながら,地球に大気があることを知らないはずはあるまい.地球に大気があることを知った上で,地球上空を飛行することを考えたら,やはり効率よく滑空できるものを考えるのではないか(飛行ではなく,着陸させることだけが目的ならば円盤型でも構わないだろうが,いわゆるUFOはみんな飛行している).反重力推進などといった進んだ技術があるから必要ないのだという見方もあるかもしれないが,はるか彼方の星からやってきて,せっかく大気がある惑星の上で常に動力飛行をするというのはどう考えても効率が悪い.それに,万が一動力機関が故障した場合のことを考えたらやはり動力が欠落しても直ちに落下してしまわないように効率よく滑空できる機体を考えるはずだと思う.円盤型や葉巻型をはじめ,UFOだとされるものの形はどうも「地球にはない飛行物体」というイメージから人間が作り出したもののような気がする.それよりむしろ,普段「あ,飛行機だ」と思っているうちのいくつかは実はUFOなのだと言われた方がよっぽど納得できる.
  そもそも,地球外からやってきたものが地球上を飛行するというだけでも疑問だ.これだけUFOの目撃情報があったり,墜落したUFOやその中にいた宇宙人を捕獲したとかいう話は(本当かどうかはともかくとして)良く聞くけど,地球外からやってきたとしか考えられない無人の探査機が発見されたとかいう話は聞いたことがない.気圧や大気の成分,風向や風圧など調査をせずにいきなり未知の惑星上を飛行させるというのは非常に難しいだろう.これももっと進んだ科学があれば可能なのかもしれないが,それでもリスクは大きすぎると思う.それほど進んだ科学がありながらそんな博打をするんだろうか?まずは無人の探査機を着陸させ,種々の調査をし,次には無人の探査機を飛行させる.しかる後に有人でやってくるというのが自然な流れだと思うんだけど...
  そもそも,地球という星の上に知的生命体がいると知っていながら(知らないでやってくるとすればよほどマヌケかノーテンキな宇宙人だろう)まずコンタクトをとろうとしないというのも謎だ.
  地球にやってくる宇宙人ってみんなノーテンキな無鉄砲野郎ばかりなんだろうか?

  ...と思いつつそれでもやっぱり今日もSETI@homeの解析プログラムを走らせているのであった.

今年の観望会 予定…25 実施…16 中止…6 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….640(16勝9敗)
連勝が5でストップした途端に連敗.今年の楽◯のようだ.貯金が1つ減って7.

SETI@home 現在の順位 世界…91,742位(/815,539人)国内…3,371位(/23,265人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,185位(/197,561人) 国内…396位(/2,955人)

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2008年5月 5日 (月)

宇宙人はいる?いない?

  「連休は好天に恵まれる」という予報のはずだったのだが...
  昨日(4日)は一日中曇り.夕方になっても状況は変わらず,城里町ふれあいの里天文台も閉館.しかし,昨日の朝「どうせ今日の夜も来るんだから」と天文台に機材の一部を置きっぱなしだったのでとりあえずふれあいの里へ.管理棟で夕食をご馳走になり,その後だべっているうちにタイトルのような会話になった.
  我が銀河系に恒星の数は2000億個.同様の銀河がこの宇宙には2000億あると言われる(最近,重力レンズの観測から実は銀河の数はもっともっと多いのではないかという内容の記事をどこかで読んだ気がする).そうなると全宇宙で星の数は2000億×2000億個.ある恒星系に惑星があり,そこに生物が存在して,さらに知的生命体まで発達する確率が2000億分の1だったとしても,全宇宙で文明を持つ星は2000億個もあることになる.知的生命体が存在する確率は実はもっともっと低いのかもしれないけれど,文明を持つ星が5万や6万あっても全然不思議ではないと思っている.
  しかし,2つの恒星系の文明が接触するためには,それぞれに文明が存在するだけではダメだ.互いの文明が互いに接触できるほど近くに存在し,接触できるほどに進化した文明をもち,接触できる“タイミングで”存在しなければならないのだ.実はその3番めの条件が一番難しいような気がする.
  地球が誕生してから46億年.人類が現れてから100万年.その人類が無線などの通信手段を手に入れてからせいぜい100年程度.地球の歴史に比べるとほんの一瞬にすぎない.地球という惑星がこの宇宙にあと50億年存在できたとし,地球上の文明があと1000万年存続できたとしても地球の歴史の1000分の1にしかならない(実際には1000万年も文明が存続できるとは思えない).別の惑星の文明と接触するためにはその1000分の1同士がぴったり重ならなくてはならないことになる.
  1000枚の紙の束が目の前に2つあって,目隠しをした状態でその2つの紙の束からそれぞれ紙を取り出したとき,それぞれの枚数がぴったり同じにするようなこと,あなたできますか?

  やっぱり地球外文明と接触するのは限りなく不可能に近いと思うなぁ.
...と言いつつ今日もSETI@homeの解析プログラムを走らせているのであった.

今年の観望会 予定…24 実施…16 中止…5 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….667(16勝8敗)
連勝は遂に5でストップ.貯金が1つ減って8.

SETI@home 現在の順位 世界…92,050位(/815,100人)国内…3,381位(/23,257人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,148位(/197,472人) 国内…394位(/2,952人)

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2008年5月 4日 (日)

観望会日和

  連休初日の昨日(3日)は朝から雨.しかし,午後には天気は回復し,青空も見えていた.
  城里町ふれあいの里天文台は連休中(5日まで)は毎晩開館の予定なので夕方にはふれあいの里へ.
  ふれあいの里に向かう途中,コンビニから見上げた空には雲がいっぱい.天気予報でも「夜遅くは曇り」の上濃霧注意報が出ていたりして,「今晩はもしかしてダメかも」と思ったが,ふれあいの里に着いた時にはすっかり快晴.
  無事城里町ふれあいの里天文台は開館して観望会のはこびとなったわけだが,空は快晴,透明度もシンチレーションも申し分なく,肉眼で眺める星空も綺麗だったし,なにより土星は350倍で眺めても少しも揺れず,最高の見応えだった(写真を撮れなかったのが残念!).
  参加された方々にもその綺麗な星空&素晴らしい土星の姿に満足していただけたようで,私自身もかなり満足.そんな中,こんな質問が.
「いつ頃から星に興味を持たれたんですか?」
「良く聞かれるんですがね,実は8年前なんです.」
あぁ,ごめんなさい.期待されたような答えじゃなくて...
  子供の頃の興味が趣味になり,そしていつしか仕事になったという話は良く聞くけど,私の場合,仕事がきっかけで趣味になったわけですよ.「趣味が高じて仕事になった」んじゃなくて「仕事が低じて趣味になった」...

  観望会終了後も↓
2008年5月3日 城里町ふれあいの里天文台にて
(クリックで拡大,600 × 600 pixel,66kb)
こんな素晴らしい星空のまま.↓例によって360°パノラマ星景写真も.
360°星景色写真 2008年5月3日 城里町ふれあいの里天文台にて
(クリックで拡大,1872 × 400 pixel,160kb)
せっかくなので観望会を手伝ったふれあいの里天文同好会のメンバーたちと文字通りディープな観望会.うーん,やっぱりこんな夜に大口径で眺める球状星団はいいねぇ.

  数人のメンバーが帰宅した後は「せっかくだからこりゃ何か撮らなきゃ!」と撮影に突入.数回撮影に挑戦したものの毎度失敗でホームページもダメ画像のままのM14を撮ってやろうと思い立った.
  ピントを合わせて,目標を導入して,まずはテスト露光.
へびつかい座の球状星団M14
うん,いい感じだぞ.それじゃあ本番の露光といきますか!

...

あれ?ガイド星がない.へびつかい座だからもっとたくさん星が見えていいはずなんだけど.おっかしいなぁ...

  ドームの外に出てみれば一面の霧.魔力は健在だった...

今年の観望会 予定…23 実施…16 中止…4 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….696(16勝7敗)
このところ5連勝!貯金が1つ増えて9.

SETI@home 現在の順位 世界…92,278位(/814,658人)国内…3,388位(/23,249人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,268位(/197,377人) 国内…397位(/2,952人)

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2008年5月 3日 (土)

北極星

  北極星も実は日周運動をしているということはご存知だろうか.
  まぁ多少なりとも天文をかじったことのある人はご存知だろうと思うし,私のような「天文マニア」にとっては常識(それを知っていなければ赤道儀の極軸を正確に合わせることができない)なのだが,そうでない方には意外と知られていないようだ.
北極星の日周運動 2006年9月15日撮影
かく言う私自身にしても上の写真を撮るまではあまり実感していなかった.上の写真,矢印の先が北極星である.この写真は望遠レンズ(35mmフィルム換算で300mm相当)で拡大して撮った写真だが,北極からかなりズレているのに驚きだ.現在,北極星は天の北極から約42.5′ズレている.満月の視直径がおよそ30′だから,12時間経過すると天の北極をはさんで反対側に満月の3個分ほど移動して見えるはずだ(もっとも,その満月そのものも実は人間の目には実際よりかなり大きく見えているので実際には北極星の移動量はやはりそれほど大きくは感じられないと思うが).

  ちょっと話は変わって...

  1616年の今日(5月3日)はウィリアム・シェイクスピアの亡くなった日.
シェイクスピアという人は実は天文現象に詳しく,その作品中には流星群,日食,月食,月の満ち欠け,彗星などが効果的に使われている.
  そのシェイクスピアの作品「ジュリアス・シーザー」第3幕でシーザーが「俺は北極星のように不動だ」と豪語,そのすぐ後に「ブルータス,お前もか!」の台詞があり,シーザーはその生涯を終えることになるのだが...
  劇中のこの場面,紀元前44年3月15日(グレゴリオ暦)だが,その時代の北の夜空はこうなっていたはずである↓
紀元前44年3月14日の北極付近 Xplnsにて作成
(星図はXplnsで作成したもの)
現在の北極星であるこぐま座α星の当時の赤緯は78°38′17″,つまり天の北極から21°22′も離れていたことになる.他に「北極星」になれそうな目立つ星は同じくこぐま座のβ星“コカブ”だが,これだって北極から18°も離れている.いずれにせよ,当時の「北極星」は盛大に日周運動をしていたはずだ.

「不動」なはずのシーザーが暗殺されてしまったのも納得!?

SETI@home 現在の順位 世界…92,300位(/814,192人)国内…3,390位(/23,240人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,419位(/197,298人) 国内…402位(/2,952人)

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2008年5月 2日 (金)

明日から連休

  今年のゴールデンウィークは飛び石になっているため,明日から連休になるという方も多いのではないだろうか.
  連休となると逆に忙しくなるのがサービス業.日本全国にある公開天文台もその類のもので,ゴールデンウィークと夏休みは普段の何倍もの人が訪れるので目の回る忙しさになる.ここをお読みの方の中にもこの連休中に天文台に行こうと計画されている方もいらっしゃるのではないだろうか(計画されてない方,ぜひ計画してください(笑)).
  この連休中,まず最大の見ものは土星.茨城県地方に限って言えば,4月中旬あたりから上空の気流が安定している夜が多くなってきたので,きっとキリッとしまった土星の姿を拝むことができるだろう.もしかしてまだ大きな望遠鏡で土星を見たことのない方がここをお読みなら,ぜひこの機会に見てみることをお勧めしたい.
  そしてもう一つの見ものは球状星団.この季節,やや遅い時刻ならりょうけん座M3ヘルクレス座M13(こちらはまだ時期が早いか?)といった大物の球状星団が見られるかも.もっとも多くの場合,この連休中は混雑しているので「土星を見て終わり」ということになるだろうから,閉館間近な時刻を狙って「球状星団が見たい」とリクエストしてみてはいかがだろう?初めて見る時には今ひとつ見応えがしないと感じるかもしれないが,何度も見ているうちに「大口径(の望遠鏡)で見るなら球状星団!」と思うようになる.そしていつしか際限なく大きな望遠鏡が欲しくなる「進行性口径肥大症」という重い病を患うことになるかもしれない.そう,私のように...(この病にもいくつかのタイプがあるらしい.第1に次々と大きな望遠鏡を買ってしまう人,第2に次々に大きな望遠鏡を作ってしまう人.第3にただ「欲しい」と思うだけで全然手に入れられず悶々とする人.当然私は第3のタイプだ.あぁ,やっぱり星屋の苦悩は続く)

SETI@home 現在の順位 世界…92,742位(/813,709人)国内…3,408位(/23,233人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,527位(/197,206人) 国内…403位(/2,951人)

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2008年5月 1日 (木)

空振りをすると

  天体写真を撮影するとき,もっとも面倒で大変なのは実は機材の設営と撤収.ドームがない私は毎回機材を組み立て,撮影終了後は当然分解しなくてはならない.この作業が合計3時間.この大変な作業をしなければ写真は撮れないわけだし,逆に言えば写真を撮りたいから大変な作業をするわけだ.
  それが,一昨日から昨日にかけてのように「機材を設営したものの何も撮れなかった」とき,つまり空振りに終わってしまったときはただこの大変な作業をしただけになってしまう.そうなると残るのは「心地よくない疲労感」のみ.辛い思いをして,たとえ徹夜になったとしても満足のいく作品が撮れた時は元気いっぱいなのだが,空振りをしたときの疲労感はかなり堪えるもので,昨日もあっさり風邪をひいてしまった.昼すぎからどうも具合がおかしくなり,夕方には立っているのも辛いくらい.「いくらなんでもこりゃ今晩は(撮影は)無理だぞ...」
  それでも晴れているとなれば何かしら「天体の写真」を撮りたくなるもので,調べてみたところ渡りに船で昨日はイリジウムフレアが見られる日だった.ふらつく体に鞭うってカメラを用意.
2008年4月30日19:03頃 Iridium43による閃光
↑これも「天体の写真」に違いはないぞ(線が途切れているのは薄明中で露光時間が長くとれず,連写モードで撮影したため).

  20:00過ぎに見た時は晴れてはいたが,またくすんだ空で北斗七星も見えない状態.これなら安心して休めるわけであっさりと就寝.
  早く風邪を治さなきゃ.

SETI@home 現在の順位 世界…92,791位(/813,326人)国内…3,406位(/23,224人)
Einstein@home 現在の順位 世界…20,561位(/197,122人) 国内…404位(/2,949人)

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