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2008年4月20日 (日)

球状星団の季節

  4月に入ってから,とくにここ数週間はどうにも天気が悪い.一昨日(18日)は強風の上に強い雨で大荒れ,昨日は雨は大したことがなかったが強い風は一日中吹き荒れていた.
  毎年,この時期は「すっきり晴れた夜」というのは少ないものだが,「そこそこ晴れているけど雲が多い」とか「晴れているけど透明度が低い」とかいう夜も多くて「撮影機材を持ち出すか否か」で悩むことが多い.それが今年は「どーしよーもなくダメ」な天気が多く,悩む必要がない」という意味では精神衛生上よろしいのかもしれない.
  この時期(もちろん晴れていなければ見ることはできないが),明け方までにはおとめ座も西に傾くようになり,そろそろ系外銀河の季節も終わりだ.かわって高く昇るようになったへびつかい座周辺には球状星団がいっぱい.系外銀河の季節の次は球状星団の季節というわけだ(もちろん晴れていれば...).
  実は8年前,天文の仕事&趣味をほぼ同時に始めたのだが,最初は球状星団にはあまり興味がなかった.散開星団にしろ球状星団にしろ,集まっているとは言えそこに見えているのは星なわけで,あまり面白いものという気がしなかったのだ.それが2001年の2月に初めてM3りょうけん座球状星団.もちろん掲載しているのは後に撮り直した作品)を撮影して「球状星団もなかなか面白いかも」と思うようになった.同じ年の5月,最高に良い条件の夜空の下,口径30cmの望遠鏡で眺めたM13ヘルクレス座球状星団)に大いに感動し,球状星団もすっかり好きになった.球状星団というのは中心部と周辺部で明るさが大きく違うので写真に撮ろうとすると非常に難しく,なかなか満足のいく作品には仕上がらない.しかし,大口径の望遠鏡で見る球状星団は素晴らしい.望遠鏡の集光力と分解能をもっとも実感できるのが球状星団だろう.惑星や月はもともと明るいので集光力の威力はあまり感じないし,系外銀河は集光力の威力は痛感するが,あまり細かいところまではどうせ見えないので分解能の威力はあまり感じない.「大口径で眺めるなら球状星団!」だし,「球状星団を眺めるなら大口径で!」と思う.
  4月も下旬に入り,ゴールデンウィークも近い.ぜひとも全国各地にある公開天文台に足をはこび,大型望遠鏡で見る球状星団の眺めを味わってみることをおすすめしたい(もっとも,現在は土星が見頃なので「球状星団を見たい!」と熱烈にリクエストしないと見せてもらえないかも).

SETI@home 現在の順位 世界…95,592位(/808,583人)国内…3,504位(/23,136人)
Einstein@home 現在の順位 世界…21,574位(/196,161人) 国内…424位(/2,937人)

この記事を読んで,「球状星団を眺めるならやっぱり大口径!」と思った方,大口径の望遠鏡で球状星団を見てみたくなった方,こちらをクリックして共感の投票をお願いします→にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ

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