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2008年3月31日 (月)

ニュートンも凄い

  一昨日(29日)にはガリレオ式望遠鏡で土星を見,ガリレオ・ガリレイの凄さを実感したところだが,今日(31日)はアイザック・ニュートンが亡くなった日(1727年).
  「大人の科学Vol.11」のふろくでは今ひとつニュートン自身がどんな像を見ていたのかは実感できなかったが,ニュートンの凄さは日常生活の中でも実感できる.
  ニュートンの業績は,万有引力の発見,(ライプニッツとは別の視点から)微分積分法の発見,古典数学の完成,古典力学の創始と様々.その中でも私が凄いと思っているのが運動方程式,つまり高校の物理で習う
F=ma
である.(力)=(質量)×(加速度)という単純な式だが,日々目にするものの運動のほとんどがこの式で説明できるのだから凄い.
  例えば,現在水戸地方では雨が降っている.この雨粒の運動は,地球の重力による下向きの力と空気の抵抗による上向きの力がつりあい(つまりF=maの左辺が0),結果加速度は0になるので実はほぼ等速で落ちてきているのだ.
  その他,天体の運動(最近時々話題になる小天体の地球への衝突の可能性も基本的にはニュートン力学に基づいて計算されている)やロケットの打ち上げなども基本的にはこの運動方程式に基づいている.もちろん,その他様々な補正がなされているはずではあるが.
  もちろん,現代物理学では(ニュートンの力学が古典力学とよばれるように)ニュートンの力学だけでは説明できないことも多い.しかし,根本的にはF=maに基づき,それに様々な補正を加えて説明されることもまた多い.
  例えば,相対性理論において物体の速度は光速を越えることはできないが,それは物体の速度が光速に近づくにつれ,その質量が大きくなり,光速に達すると無限大になってしまう.そうすると,F=maにおいて質量mが無限大になるわけだから,aつまり加速度が0でない値をとるためには左辺のFつまり力が無限大になることになる.したがって,有限な力で物体を光速まで加速することはできないという結論が導き出されるわけだ.
  日々目にするほとんどの運動に適用できてしまうこの単純な式F=ma.高校時代,物理の先生が「これは凄い威力のある式なんだ」と力説していたことを思い出す.これを今から200年以上も前に議論していたんだからニュートンはやっぱり凄い!

SETI@home 現在の順位 世界…98,887位(/800,031人)国内…3,658位(/22,984人)
Einstein@home 現在の順位 世界…24,997位(/194,189人) 国内…497位(/2,923人)

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2008年3月30日 (日)

やっぱりガリレオは凄かった

  昨日(29日)夕方は薄曇りで城里町ふれあいの里天文台は開館できるか微妙だったが,なんとか土星は見えるだろうということで開館.
  実はこの時期,薄曇りだったりとか空の透明度が悪かったりする日の方がシンチレーションが落ち着いていてキリッとしまった土星の姿を見られることが多い(因果関係はないのかもしれないが).案の定,薄雲を通してなのでやや暗かったものの土星はかなりはっきり見え,参加した30名程の方々には喜んでいただけたようだ.
  時折土星も肉眼では見えなくなるような空だったが,チャンスを見つけて昨日作ったガリレオ式望遠鏡を土星に向けてみた.
  この望遠鏡,ガリレオが作った第2号の望遠鏡を2/3のスケールで再現したものだが,口径(37mm)と倍率(約20倍)はほぼ同じ.視野が強烈に狭いのでとにかく(予想通りではあったが)導入が大変.苦労してようやく捕まえた土星の姿は...
  小せぇ
  よくもまぁこんな望遠鏡で土星の環を見つけたものだ!「土星には環がある」と知っているからなんとなく環があるように見えるけど,それを知らずに見たらわからないぞ.それでも「環がある」ことを見つけられたなんて(しかも,おそらくはガリレオ自身が作った望遠鏡ではレンズがあまり透明でなかったりとかガラスの中に小さな泡が入っていたりとかして「大人の科学」ふろくの望遠鏡よりも見えなかったのではないか?).やっぱりガリレオは凄かった!きっと毎晩毎晩長い時間をかけて観察したんだろうなぁ...
  このガリレオ式望遠鏡,はっきり言って「全然よく見えない」望遠鏡だが,それだけにいかにガリレオ・ガリレイという人が凄い人だったかということが実感できる.是非このふろくを手にとり,実際に覗いてみることをおすすめしたい.
  さらに,ガリレオはこの望遠鏡で木星の惑星を発見したり,プレアデス星団をスケッチしたり,天の川やプレセペ星団が星の集団であることを見つけたり.
  やっぱりガリレオは凄かった!

今年の観望会 予定…20 実施…13 中止…4 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….650(13勝7敗)
連勝で貯金が1つ増えて6.

SETI@home 現在の順位 世界…99,192位(/799,517人)国内…3,672位(/22,971人)
Einstein@home 現在の順位 世界…25,250位(/194,099人) 国内…504位(/2,923人)

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2008年3月29日 (土)

望遠鏡いろいろ

  昨日(28日)発売の大人の科学 Vol.19 のふろくはガリレオの望遠鏡.さっそく購入して作ってみた.
「大人の科学」ふろくのガリレオ式望遠鏡
さっそく覗いてみた観想.
「視野狭!」
いやホントに狭い.第一これじゃ目標の天体を導入するだけでも一苦労だぞ.先日買ったWebカメラで視野の写真でも撮ってやろうかと思ったけどあまりに狭すぎて無理だった.こんな望遠鏡で土星の環や木星の衛星を発見したんだから凄い.
  大人の科学の望遠鏡と言えばもう一つ.
「大人の科学」ふろくのニュートン式反射望遠鏡
Vol.11 のふろく,ニュートンの反射望遠鏡.こちらはあまりにも小さくて(口径のわりに副鏡がでかい!)ニュートン自身がどんな像を見ていたのか実感することはできなかったが,ニュートン式反射望遠鏡とガリレオ式望遠鏡が両方あるとなんとなく楽しい.
  そしてもう一つ.これは大人の科学のふろくではないけど,
怪しさ爆発!作りかけの空気望遠鏡.
自作空気望遠鏡
口径72mm,焦点距離2000mmでF27.8.空気望遠鏡としてはFが明るすぎるけど.
これはもう1年半も作りかけのまま.そろそろ真面目に完成を目指してみるかなぁ...

SETI@home 現在の順位 世界…99,280位(/799,047人)国内…3,677位(/22,961人)
Einstein@home 現在の順位 世界…25,352位(/194,013人) 国内…505位(/2,922人)

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2008年3月28日 (金)

格安の宇宙旅行

  宇宙船開発を手がけるアメリカのエックスコア・エアロスペース社は,新開発の宇宙ロケット「リンクス」を使い,10万ドル(約1000万円)で地球低軌道への宇宙旅行を実現する計画を発表した.
  「リンクス」は滑走路から飛行機のように離陸,高度61kmまで上昇し,2分間の無重力を体験して全行程約30分で帰還するとか.
  私がちょっと注目したのは「飛行機のように離陸」という点.例えばスペースシャトルはほぼ垂直に打ち上げ,その加速度は打ち上げ直後で1.6G(つまり,進行方向と反対向きに地球重力の1.6倍の力を感じることになる),最大で3G程で加速する.現在世界最高性能の戦闘機でその加速(推力による加速)は1G程度,普通の旅客機で0.3〜0.5G程度だそうだ.国内のジェットコースターでも6G程度の加速度を体感できるものもあるらしいが,それは一瞬のこと.訓練を受けていない常人では数分間にもわたって3Gもの加速度がかかる状況にはとても耐えられない.これが一般人の宇宙旅行を難しくしている大きな要因だと私は思うのだが,これがもし,「飛行機のように離陸」し,旅客機より少し大きい程度の加速で宇宙まで出られるようになれば,宇宙旅行もグッと現実味を増してくるのではないか.試しに,「リンクス」が全行程の半分,つまり15分で第一宇宙速度(高度0kmにおける地球周回速度で約7.9km/s)よりちょっと速い程度まで加速するとしてその加速を計算(思いっきり大雑把な計算)すると1Gより少し大きい程度.これならなかなかイイ線いっているのかもしれない.
  もっとも,いかに格安とは言え1000万円.新しいカメラが欲しいけど先立つものがないとか悩んでいる私にはとんと¥いや縁のない世界だが.
  ま,私は望遠鏡を覗いて宇宙旅行の気分を満喫(無重力は体験できないけど)できればそれでいいさ...

SETI@home 現在の順位 世界…99,551位(/798,612人)国内…3,691位(/22,952人)
Einstein@home 現在の順位 世界…25,450位(/193,943人) 国内…508位(/2,921人)

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2008年3月27日 (木)

物欲再び

  最近,日周運動を映す固定撮影に結構ハマっている.これなら空が結構明るくても面白い写真が撮れるわけだし,何より月が明るい時期に取り組む天体写真として最適だと思う.地上の風景と共に写せるので,折角だからどこかへ出かけて撮ってきてみようかなどと妄想は膨らむばかり.
  しかし,ここでまた問題が発生している.
  ↓これは最近の作品から原寸大で切り出したもの.
点々になってしまっている星の軌跡
Web に掲載したり,2L版程度へのプリントなら気にならないけど,実は星の軌跡が点々.
  私が使っているカメラは初代 EOS Kiss Digital.これで 1360 × 2048 pixeljpegfine モードで撮影,そこそこ 20MB/sec で書き込める CF に記録に1枚分を書き込むのに1秒から1.5秒くらいかかる(20MB/sec のはずなのにこれだけかかるのはやっぱりカメラ側の問題だろう).しかもこのカメラ,連写モードは4枚までで,4枚撮影すると CF に書き込みにかかり,その書き込みには数秒かかる.連写モードでシャッターを押しっ放しにすると4枚はいいとして,次の4枚までに時間が開いてしまうわけで,この方法で撮影すると星の軌跡が「ー ー ー ー」になってしまう.
  そこでいつも1枚撮影する度に書き込み状況を見ながら,露光と露光のインターバルができるだけ短くなるように手動(!)でシャッターを切っているのだが,やっぱりどうしても星の軌跡が点々になってしまう...1枚あたりの露光時間を短くすることでいくらかは気にならないようにできるらしいけど,そうなると撮影も処理も大変になってしまうし...発売されたばかりの EOS Kiss X2 なんかだともっとインターバルを短くできるんだろうか?これを機に新しいカメラも欲しいなぁ...でもそれより天体用改造一眼デジカメが欲しいしなぁ...次期主力となる望遠鏡も欲しいし,ポタ赤に載せて手軽に月を撮ったりできる望遠鏡も欲しいし,Hα太陽望遠鏡も欲しいし...欲しいものは大渋滞.先立つものがないというのに...なんて思いながら,月面や惑星やHα太陽像の撮影に試してみたくなって(割と普通の) Web カメラを衝動買いした私...だめじゃん!

SETI@home 現在の順位 世界…99,798位(/798,122人)国内…3,699位(/22,944人)
Einstein@home 現在の順位 世界…25,676位(/193,876人) 国内…511位(/2,921人)

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2008年3月26日 (水)

地球への隕石衝突

  3月22日に明星大学で開催されたスペースガード研究会で,2007年9月15日,ペルーで起きた隕石落下についての調査の初期成果が報告された.
  この事件は,2007年9月15日,ペルーで昼間に火球が目撃され,直径やく13kmの衝突クレーターができたというもの.衝突の衝撃は1600km離れた場所でも地震計に記録され,地震計,および空振計の記録から,この衝突は2007年9月15日16時40分14秒(世界時)と正確に求められた.落下した隕石は推定直径0.8〜1.1m,総重量は1〜2.5tと見積もられた.
  2007年(つまり昨年)9月15日に隕石の落下があったということは実は今まで知らなかった.以前の記事で,ロシアで起こった天体の空中爆発「ツングースカ事件」が1908年,同じくロシアに「シホテリアニ隕石」が落下したのが1947年,すると隕石の落下は50年に一度程度は起こっているわけで,「次はそろそろか?」なんてことを書いたが,そこにも書いた茨城県上空での爆発音,そしてペルーへの隕石落下と,とりあえず地球への隕石落下は起こっていたわけだ.どちらも「ツングースカ事件」や「シホテリアニ隕石」に比べると規模がずいぶんと小さいのが気になるけど.

  ところで,最近テレビでも放送されて話題になった小惑星「アポフィス」.2004年に発見されてから,一時は2.7%(37分の1)という高い確率で地球に衝突するとされ,地球への天体衝突の危険度(単に確率だけではなく,その天体の衝突による破壊の大きさまでを考慮したもの)を示すトリノスケール(“0”は衝突の可能性が0といってもいい程に低く,たとえ衝突したとしても被害がほとんど出ないと予想されるもの.反対に“10”は衝突は確実で,それが陸海いずれで起こるにしても文明の存続が危ぶまれるほどの全地球的な気候の壊滅的な異変が起こることが明らかなもの)で“4”(遭遇が10年を切っているものであれば公共機関が注意するに値する)とされたこともあった.最近でも,アポフィスが2036年4月13日に地球に衝突する可能性が37万分の1から4万5000分の1と予想されていて,これがテレビで話題になったのだが,NASAEarth Impact Risc Summary によれば,現在アポフィスが地球に衝突する可能性(Impact Probability)は2036年4月13日で22万分の1,翌2037年4月13日で8億1000万分の1,両方ともトリノスケールは“0”となっている.さらに,同じく NASACurrent Impact Risks によれば,現時点でトリノスケールが“1”(地球近くを通過すると予想されるが,衝突の可能性は極めて低いと算定されており,公共の注意や懸念に値しない)とされているものが2つ.残りはすべて“0”である.
  将来,トリノスケールが“10”なんてものが見つからないという保証はないわけで,専門の方々には是非そうなった時のための研究をしっかりお願いしたいところだが,我々一般人は当分の間,隕石の衝突など心配する必要はなさそうだ.

SETI@home 現在の順位 世界…100,269位(/797,600人)国内…3,726位(/22,930人)
Einstein@home 現在の順位 世界…25,881位(/193,800人) 国内…516位(/2,921人)

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2008年3月25日 (火)

イメージ通りとはいかなかったけど

  昨日(24日)は朝から雨.しかしその雨は午後には止み,夕方は晴れ.月の出が20:30頃で星雲・星団の撮影はできないが,この機会を利用して日周運動の写真を撮ってやろうと千波湖畔へ.適当な撮影ポイントを探して撮影開始.
千波湖に降る星々
(クリックで拡大,600 × 904 pixel,118kb)
今回は1時間の間に20秒露光を147コマ撮影して「比較・明」で合成.実は湖面に星の弧が映ってくれないかなぁと思っていたんだけど,これだけ明るくちゃ無理か.それでも地上の光はなかなか綺麗に(ちょっとうるさい感じか?)写ってくれた.思い描いていたイメージとはだいぶ違う感じになったけど全体として綺麗な画像になったからまぁいいか.
  星の軌跡を写す固定撮影って,銀塩時代はよっぽど場所を選ばないといけなかった(少なくとも数十分間シャッターを開けなくてはいけないので,場所を選ばないと真っ白になってしまう)けど,デジカメで撮影して「比較・明」合成という手法なら案外どこでも撮れる.どこでも撮れるだけに,地上の景色をどのように取り込むか工夫のしがいがあって実に面白い.あぁ...またハマってしまいそうだ.どこからともなく「これ専用のカメラやレンズを買ったらどう?」という悪魔の囁きが...先立つものはないのに...やっぱり星屋は下世話な悩みから開放されないのだった.

SETI@home 現在の順位 世界…100,415位(/797,240人)国内…3,731位(/22,921人)
Einstein@home 現在の順位 世界…26,107位(/193,722人) 国内…525位(/2,921人)

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2008年3月24日 (月)

遠いつながり

  東京大,北海道大,広島大などの研究チームが,山形県の板垣公一さんが2006年に発見した超新星2006jcの観測から,「宇宙のちり」誕生の瞬間をとらえ,その結果は今日から始まる日本天文学会春季年会で発表される.
  超新星2006jcは,2004年にも増光しており,板垣さんはその時の増光も観測していた.さらに,過去50年間のアーカイブ画像ではこの天体は見えたり見えなかったりしており,増光が繰り返されていたらしい.繰り替えされた爆発は外層での爆発で,この爆発によって水素やヘリウムに富む外層が外部に放出され,炭素や酸素でできた中心部だけになっていて,2006年10月に観測された爆発はその生涯最後の超新星爆発だったということらしい.この超新星は2007年4月には暗くなったが,その時期に赤外線天文衛星「あかり」で観測したところ,赤外線で明るく輝いている姿がとらえられた.これは超新星爆発で放出されたガスが急速に冷えてちりとなり,そのちりが放出した赤外線をとらえたものだという.さらに分析の結果,このちりの主成分は炭素で,その他ケイ素や鉄なども含まれていることがわかった.
  言うまでもなく,我々(少なくとも地球上の)生物でもっとも重要な元素は炭素である.しかし,宇宙にはもともと水素やヘリウムしかなかった.炭素を含む様々な元素は恒星内部での核融合,あるいは超新星爆発の際に合成され,その超新星爆発によって宇宙空間にまき散らされる.それが数億〜数十億年という気の遠くなる時間を経て我々の体を作っているのだ.我々の体と夜空に輝く星々は遠いところでつながっているのだ.

  話は変わって...
  昨日(23日)昼間は晴れ.城里町ふれあいの里天文台のHα望遠鏡(コロナドのPSTだけど)を使わせていただいてプロミネンスの撮影に挑戦してみた.
太陽のプロミネンス 2008年3月23日14:59(JST)撮影
初挑戦ということもあってまだまだ下手だけど,幸いそこそこ目立つプロミネンスが出ていてとりあえずその姿だけは撮ることができた.
  このわれらが母なる星太陽も,われらが住んでいる地球も,数十億年前,宇宙に漂うガスやちりから生まれた.そのガスやちりも,それより昔に輝いていた恒星が残してくれた遺産なのだろう.そしてその太陽も,数十億年後には後に続く世代のために遺産を残してこの宇宙から姿を消すことになる.この宇宙ではそういった世代交代が繰り替えされて現在に至り,そしてまた未来にも繰り替えされていくのだろう.

  ・・・

  なんていうことを考えていると気持ちが大きくなって日々の小さいことなど忘れてしまえそうなものだが,現実にはそうもいかない.
「太陽活動も新たな周期に入ったというし,やっぱりHα望遠鏡も欲しいなぁ...でも先立つものがないか...」
どうしても下世話な悩みから離れることはできないのであった.

SETI@home 現在の順位 世界…101,026位(/796,823人)国内…3,753位(/22,906人)
Einstein@home 現在の順位 世界…26,345位(/193,641人) 国内…528位(/2,920人)

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2008年3月23日 (日)

離れ業?

  一昨日(21日)突然襲ってきた風邪を1日で完全に撃退した.昨日(22日)午前中はやや頭が重かったりもしたけど,夕方までにはほぼ本調子に戻った.これは離れ業といってもいいと思う.実は中学生時代から数年前まで「風邪を一晩で治す」のは特技だった.いくらひどい風邪でも大量に水分を採り,大量に汗をかいて(ほとんど「がまん大会」状態)一晩で治してしまえた.それがここ数年は成功せず,ずるずると引きずってしまうことがあって自信をなくしていたが,今回のことでやや自信を取り戻せたかも.

  体調がすっかり良くなった夕方,まずは18:34:37,−8等のイリジウムフレア.
Idirdium 8 による閃光
準備に手間どって間一髪撮影に成功.しかしそんなことでは離れ業とは言い難い...

  そして19:30からは観望会.昨日の観望会の参加者は1家族3人だけだったけど,空の透明度もなかなかだったし,土星も月もそこそこ良く見えて喜んでもらえたと思う.しかし,空の条件が悪くて寒い日には参加者が多くて,逆に空が良くて暖かい日に参加者が少ないのは一体どういうわけなんだろう?

  さてその後.離れ業で風邪を治したとは言え病み上がりの体.おとなしく帰ろうかとも思ったけれど,やっぱり晴れた夜におとなしくできるはずがない.結局やっぱり城里町ふれあいの里天文台へ.天文台に到着した時が丁度観望会が終了したところだったので,そのまま土星の撮影に突入.そしてその成果は↓
土星 2008年3月22日撮影
うーん,これも離れ業とは言い難いねぇ...前回よりはマシかなぁなんて思っていたけど,改めて見比べてみると...大差ないや.惑星の写真もいつか「離れ業だ」と言われるようになってみたい.

  帰宅したのは日付が変わってから.就寝時には「よし,今日はISSを撮ろう」とはりきっていたはずなのに,目が覚めたのはなんと予報時刻の3分程前.3分ではとても撮影の準備はできないので撮影は諦めた.これほど直前に目を覚ますというものある意味離れ業なのかも!?

今年の観望会 予定…19 実施…12 中止…4 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….632(12勝7敗)
連敗せずにすみ,貯金が1つ増えて5.

SETI@home 現在の順位 世界…101,054位(/796,395人)国内…3,756位(/22,893人)
Einstein@home 現在の順位 世界…26,314位(/193,570人) 国内…527位(/2,920人)

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2008年3月22日 (土)

珍しく

  私としては非常に珍しいことなのだが...
  風邪をひいた.一昨日(20日)就寝するまではホントにどこも不調ではなかったのに,夜中に目が覚めた時に強烈な悪寒に襲われた.そして昨日一日はヘロヘロの状態.何とか一日の勤めを乗り切り,帰宅した後は大量の水分(とともにC2H5OHを多く含む万能薬も!)を摂取して就寝.これが功を奏してか,03:00過ぎに目が覚めた時には具合はだいぶよくなっていた.
  で,外を見てみると...こんな時に限って最近にしては珍しく晴れ.具合が良くなったとは言えまだまだ本調子にはほど遠い体調.こんな時くらい見送ればよいのだろうが,久々の晴れとあってはじっとしていられないのが星屋の性というもので...
  真冬なみに着込んで外へ.そしていつもの写真.
2008年3月22日 自宅にて
この写真を撮ったのが04:00過ぎ.いつの間にかこの時刻にはさそり座が高く上がるようになっていたんだねぇ.
  この後1時間待てば土井さんのいるISSが見られたのだが,さすがにそこまでやるとまたぶり返してしまいそうなので諦めて再び就寝.
  今日の夕方は観望会の予定.こんな時だから曇ってくれるとありがたかったりするのだが,曇ってくれと思うと晴れるのが世の常.さて体調はもつのだろうか...

SETI@home 現在の順位 世界…101,237位(/795,962人)国内…3,764位(/22,884人)
Einstein@home 現在の順位 世界…26,532位(/193,499人) 国内…531位(/2,919人)

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2008年3月21日 (金)

横と縦

  現在国際宇宙ステーションに滞在している土井隆雄さんと福田首相と中学生たちの交信が昨日(20日)行われた.
  その中でちょっと印象に残ったのが,福田首相が言われた
「400kmというと東京〜大阪より近いわけで,将来は新幹線で宇宙に行くようになるんじゃないか?」
ということ.
  低軌道の人工衛星が回っているのは高度350kmから1400km程度.スペースシャトルが打ち上げ直後に乗る軌道で高度200km程度.横に200km移動することなど現代なら別に大したことはない.例えば水戸〜東京間がざっと100kmだから,それを往復すれば200km移動することになる.それには3時間もあれば充分だし,費用だって1万円でおつりがくるだろう.
  ところが,縦に200km移動するとなると大変だ(もちろん,真上に200kmというわけに行かず,もっと長い距離を移動することになるのではあるが).年間数十回程度しかない打ち上げのチャンスに,充分に訓練を積んだ宇宙飛行士が万全の準備をした上で搭乗し,宇宙に向かうのだ.そしてその費用はスペースシャトルの1回のミッションで4億5000万ドル(今の相場なら450億円?).横と縦でこうも違うものか.それは同時に我々の生活圏が非常に狭い範囲に限られているということでもあるのだろうけど.
  将来,「今度の週末はちょっと宇宙へ」なんてことが気軽に言える日がやってくるのだろうか...

SETI@home 現在の順位 世界…101,678位(/795,518人)国内…3,782位(/22,875人)
Einstein@home 現在の順位 世界…26,789位(/193,422人) 国内…535位(/2,919人)

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2008年3月20日 (木)

月の地形

  観望会でも大人気の月.
  花鳥風月と言われる通り,四季折々の風物とともに(肉眼で)眺めるのも味わい深いものだが,望遠鏡で眺めるとその表面のいろいろな地形が見えてきてなかなか面白い(なんてことをここに改めて書くほどのこともないだろうが).
  観望会で月を見たとき,多くの方の反応は
「うわー!はっきり見える!」
「きれーい!」
「でこぼこがいっぱい!」
初めて望遠鏡で月を見たときの感想といえばこんなものだろう.それはそれで素晴らしいことだと思うし,それを否定する気など毛頭ないのだが,2度め,3度めになったら少し月の地形について調べてから眺めることをおすすめしたい.
  「月の地形」と言えば真っ先に思いつくのは「クレーター」と「海」.しかし,もちろん月の地形はそれだけではない.山脈があったり谷があったり崖があったり.例えば,
プラトークレーター付近
このように.上の画像中,プラトークレーターはかなり目立つので良い目印になる.プラトークレーターを目印にすればアルプス山脈は簡単に見つかるし,アルプス谷を見つけるのも難しくはないと思う.
  このアルプス山脈,実は雨の海のもとになった衝突地形「インブリウムベイスン」(つまり,雨の海とその少し外側までの範囲がもともとは巨大なクレーターで,その凹みを溶岩が埋めて雨の海になった)の外壁の一つなのだ.
  インブリウムベイスンと言えば,丁度半月前後の時に良く見える↓このあたり
中央クレーター列
良く見ると南北(つまり縦)方向に小さな溝がたくさんある.この溝,実はそのインブリウムベイスンができた時のひっかき傷なのだそうだ.半月の頃,シーイングが良ければ見えるものなのでじっくりと探してみると楽しい.実際,先週の土曜日城里町ふれあいの里天文台の望遠鏡でも結構見えていた.
  その先週の土曜日に撮影した月の写真にも地形の名前を入れてみた.
デランドルクレーター付近
大小のクレーターがいっぱい!ラカーユ(フランスの天文学者で南半球の星座の多くを設定した人)やポアソン(フランスの数学者,地理学者,物理学者,ポアソン分布やポアソンの方程式でおなじみ)など知っている学者の名前も.
  こうしてじっくり見てみると月も面白いものだ.私のような「星雲・星団やさん」が月に興味をもってしまうと休む日がなくなるという問題もあるが...でもこれだけ晴れる夜がすくなきゃ関係ないか...

SETI@home 現在の順位 世界…101,722位(/795,116人)国内…3,785位(/22,873人)
Einstein@home 現在の順位 世界…26,898位(/193,341人) 国内…539位(/2,918人)

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2008年3月19日 (水)

カメラ発明記念日

  今日(19日)は「カメラ発明記念日」だとか.
  これは世界初の実用写真技法であるダゲレオ・タイプと呼ばれるものが1839年に発表された日に由来するものだが,どうも実は8月19日の間違いらしい.
  まぁ日付はともかく,カメラの歴史は1839年,つまり今から約170年前に始まったということになる.
  時代を経てこの写真技術は天文学にも応用されるようになり,1890年代からは写真乾板による天体写真により,数多くの小惑星が発見された.ちなみに,冥王星が初めて撮影されたのは1915年のこれまた3月19日(クライド・トンボーが冥王星を発見したのは1930年1月23日と29日に撮影された2枚の写真乾板からだったが,その後の調査で冥王星の姿は1915年3月19日に撮影された写真乾板にまで遡って見つかった).
  そして写真はフィルムを経てデジタルの時代へ.昨今の電子機器技術(コンピュータ等も含む)の急速な発展のおかげで,今や(少なくとも我が日本では)カメラの恩恵にあずからない人を探すほうが難しいかもしれない.
  私のような「天体写真マニア」が存在できるのも写真技術の開発に携わった多くの先人たちのおかげだ.実にありがたいことである.

  ありがたいついでに天気に恵まれてくれるともっとありがたいのだが...
  昨晩も土星の撮影に挑戦したものの薄雲&激しいシンチレーションで惨敗.そのあと日周運動の撮影をしようと千波湖畔に行ったものの,北極星も見えないほど透明度が低い空で惨敗.
  そして今日から明日にかけては雨の予報.

  あぁ,やっぱり世の中うまくいかない...

SETI@home 現在の順位 世界…101,816位(/794,690人)国内…3,790位(/22,871人)
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2008年3月18日 (火)

Google Sky Web版

  やや今さらという気もするけど...
  Google SkyWeb版ちゃんと日本語にも対応!)が登場した.
  まぁ一般的な使用感とか主な機能の情報は他に譲るとして,ここでは私ならではのマニアックなネタを.
  試しにどマイナーな天体をいくつか探してみた.M81のすぐ東側にあるUGC5336(私の画像にも微かに写っている.撮影した当時は何かのゴーストだと思っていた)
も,M81の約40分北西にあるUGC5247(これって立派な渦銀河だったんだねぇ!)も,NGC5033の南約20分のUGC8303も,おおぐま座の北西ギリギリにあるUGC4305も,もちろんUGC9242『Superthin Galaxyだってかなり高解像度の画像を見ることができる.まぁSDSSの画像が元になっているようだから当たり前と言えば当たり前だけど.
  こうしていろんな天体の画像を探して眺めるというのもとても面白い.星の見えない夜のヒマ潰しには最適かも...とも思ったけれど,画像を眺めているうちに「あれも撮りたいしこれもとりたいぞ!」と思い始めて曇っている空が恨めしくなり,余計にストレスがたまったりして...
  昨晩もベタ曇りで何もできず.星屋の苦悩はまだ続く...

SETI@home 現在の順位 世界…102,248位(/794,363人)国内…3,804位(/22,867人)
Einstein@home 現在の順位 世界…26,994位(/193,173人) 国内…541位(/2,916人)

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2008年3月17日 (月)

土星

2002年12月14日の土星
↑2002年12月14日の土星.
2004年2月19日の土星
↑2004年2月19日の土星.
2007年4月27日の土星
↑2007年4月27日の土星.
2008年3月15日の土星
そして↑2008年3月15日の土星.
「撮影技術にあんまり進歩がないねぇ」というのはこの際おいといて...
こうして並べてみると環の傾きがずいぶんと変化しているのが良くわかる.そして来年(2009年)の9月4日には真横に向いてしまい,あまりに薄い(厚さ100m程度)この環は地球からでは見えなくなる.
  残念なことにこの「土星環消失」の頃は土星が太陽に近くて見るのは難しそうだが,5月〜6月ぐらいには環が極細になった土星の姿を拝めるはずだ.
  その時までにもっと腕を磨いておかなくちゃ...

SETI@home 現在の順位 世界…102,583位(/793,922人)国内…3,813位(/22,858人)
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2008年3月16日 (日)

昨晩の成果いろいろ

  昨晩(15日夜)は晴れ.月が明るくて星雲・星団の写真は撮れないが久々の晴れとなればこのチャンスを無駄にするテはない.
  まずは日周運動の写真でも撮ってやろうと梅の咲く偕楽園周辺へ.
好文亭の上を巡る星々 2008年3月15日撮影
(クリックで拡大,600 × 904 pixel,140kb)
好文亭がまるで金閣のようだ...ライトアップがジャマ!
薬を飲むのを忘れ,目薬は車に忘れ,花粉症で目も鼻もひどい状態に耐えつつ,ホントは1時間やるつもりだったのに,雲が出てきて40分で打ち止め.でもまぁそこそこの出来にはなったかな...
  その後は城里町ふれあいの里天文台の観望会へ.と言っても昨晩は思いっきりただの「お客さん」だったけど.
  そして観望会終了後は先日手に入れたNexImageを使って月と土星の撮影に挑戦.
まずは月.
デランドルクレーター周辺 2008年3月15日 撮影
(クリックで拡大,600 x 429 pixel,75kb)
昨晩の欠け際,デランドル(Deslandres)クレーター周辺.
デランドルクレーター周辺のクレーターたち
シンチレーションが結構激しかった割にはまぁいい感じか.
  そして本命の土星.
土星 2008年3月15日撮影
・・・
  やっぱり「そこそこ」かなぁ...天文雑誌とかに載っている凄い写真っていったいどうやって撮っているんだろう?
  いつまでたっても惑星の写真は上達しないなぁ...

SETI@home 現在の順位 世界…102,836位(/793,454人)国内…3,824位(/22,852人)
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2008年3月15日 (土)

おもちゃがいっぱい

  昨日(14日)は水戸二高の天文部の合宿にお邪魔.あいにくの天気で星は見られなかったけど.
  天文部が活動している部屋には・・・ハーシェルの金属鏡,ニュートンの反射望遠鏡,骨董品の屈折望遠鏡に手作りの反射望遠鏡が数本,そして製作途中の◯0cm反射望遠鏡(まだ秘密?)に研磨中の反射鏡等々...おもちゃがいっぱい!(実際はどれもこれも非常によくできたもので「おもちゃ」などと言っては誠に失礼なのだが,それらを見ていると少年時代におもちゃ屋さんに入った時のような気分になるのであえて「おもちゃ」と言わせていただく)
  特に私の目をひいたのが製作途中の反射望遠鏡.じっくり見て何気なくアイディアを盗んだりして...丁度EM-400赤道儀に載せる時期主力望遠鏡によいものが見つからない(いや良いものは結構あるけどみんな高くて買えない)ところなので,ここいらで私も一本作ってみるか!でも望遠鏡製作に手をそめるとドロ沼にはまりそう(自作プラネタリウムと同じく思いっきり凝ってしまいそう)でとっても怖い...

SETI@home 現在の順位 世界…102,910位(/793,013人)国内…3,822位(/22,849人)
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2008年3月14日 (金)

天気に左右される

  昨日(13日)から今朝にかけてもずっと曇りでまた何もできない夜.
  そろそろ月も明るくなってきたのでどのみち星雲・星団の撮影はできないわけだが,気になっているいくつかのテストはしておきたいし,梅が綺麗に咲いている間に梅の花を入れた日周運動の写真も撮っておきたいと思っているのに,これでは手も足も出ないじゃないか.
  天文趣味,特に天体写真撮影というのは基本的に「快晴の夜」にしかできない(星景写真では雲を効果的に利用して芸術的に仕上げるというテもあるが)わけで,どうしても天気に左右されてしまう.私も当然例外であろうはずもなく,結果↓こうなっている.
Xplnsによる全天星図
(クリックで拡大,800 x 488 pixel,205kb)
PC-UNIX 用の天文シミュレーションソフト,Xplns で作成した全天星図.オレンジ色のマークが過去に撮影したことのある天体.
  ぱっと見てわかる通り,秋の星座のあたりがざっくりと抜けている.一番の理由は「夏場に晴れる夜が少ない」こと.天体写真の撮影はどうしても人工の光が少なくなる深夜〜明け方が中心になるので季節が前にズレているのだ.このあたりにだって撮りたい天体はたくさんあるのに天気に阻まれてなかなか手が出せない.
  例年なら,年の暮れから今頃までは天候が安定してたくさんの作品をモノにできるのだが,昨年も今年もダメだった.それならば,反対に夏場に天候が安定してくれと願う(夏場は当然寒さに耐える必要もないし,夜も短いから体力的な負担も少なくて撮影は冬よりずっと楽だし)ばかりだが,猛暑だった昨年の夏もやはり夜はなかなか快晴になってはくれなかった.さて今年の夏はどうなるのやら...

  星屋の苦悩は続く...

SETI@home 現在の順位 世界…103,110位(/792,602人)国内…3,832位(/22,838人)
Einstein@home 現在の順位 世界…27,433位(/192,872人) 国内…551位(/2,915人)

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2008年3月13日 (木)

Superthin Galaxy

  昨日(12日)夜から今朝にかけては一晩中ずっと曇り.昨年の3月は結構良く晴れ,空の透明度も高い夜が多かったんだけど,今年は全然ダメ.
  「あぁ,今晩も何もできないぜ...」
と思いつつ,昨年の今頃撮影した写真を眺めたり,Webをうろうろしていろんな天体写真を眺めたりして悶々した時間を過ごしていた.

  昨年の3月に撮影した写真の中でも印象の深かったのが↓コレ.
うしかい座の系外銀河UGC9242『Superthin Galaxy』
うしかい座系外銀河UGC9242『Superthin Glaxy.とても薄いエッジオン銀河で,長径が5分に対して厚さはわずか0.3分.一般的に,こういう薄いエッジオン銀河は腕の巻きの緩い銀河を横から眺めている姿だと言われるが,もしかして
UGC3697『Integral Sign』 DSSによる画像
↑こんなのを横から見ているんだろうか?(画像はDigitized Sky Surveyによるやまねこ座の系外銀河UGC3697『Integral Sign』(!).こうなるともうエッジオンなのかフェイスオンなのかよくわからないけど.コイツもいつか撮ってみたいぞ!)
  こういう薄いエッジオン銀河としては過去にも
りょうけん座の系外銀河NGC4244 2005年2月撮影
りょうけん座NGC4244(こちらはややバルジに膨らみがあるので“Superthin”じゃなくて“Very Thin”といったところか?)やりゅう座NGC5907(これはやや斜めから見た姿か?)なんかを撮ったことがあるけど,他にもないかと探してみた...結構あるものだ.これから数ヶ月くらいの間に撮れそうなものをいくつかピックアップ.しかし今年は天気が散々で,ただでさえ快晴の夜が少ないのに,快晴になっても透明度が非常に悪かったり...さてコイツらを撮影するチャンスは巡ってくるのか!?

  ...星屋の苦悩は続く...

SETI@home 現在の順位 世界…103,349位(/792,125人)国内…3,841位(/22,832人)
Einstein@home 現在の順位 世界…27,841位(/192,797人) 国内…559位(/2,913人)

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2008年3月12日 (水)

新作

  5日から6日にかけて色々なトラブルと格闘しながら撮影した新作,
おとめ座の系外銀河NGC5566ほか
おとめ座系外銀河NGC5560,NGC5566 & NGC5569です.
  この晩,本当はNGC5364を撮り直そうと思っていたのですが,トラブルで間に合わず,急遽予定を変更してこちらを撮りました.ちなみに,現在掲載しているNGC5364の画像は2005年5月4日に城里町ふれあいの里天文台で40cm反射 & EOS Kiss Digitalで撮影したものですが,当日は透明度が低かったのか,イマイチ良く写ってくれませんでした.実はそれ以前,2003年の3月に冷却CCDでも撮影していますが,この時もやはり透明度が低かったのかダメ画像でした.
  さて系外銀河NGC5560,NGC5566 & NGC5569ですが,実はこちらも同様に2005年5月5日にふれあいの里天文台で40cm反射 & EOS Kiss Digitalで撮影したのですが,こちらはあんまりと言えばあんまりなダメ画像になってしまったのでボツにしました.3年ぶりのリベンジ!だったのですが,やっぱりトラブルに見舞われてしまいました.今度は「そこそこ」には写ってくれたのが救いですが...私はこのあたりの天体には嫌われているのでしょうか?
  そう言えば,おとめ座の天体にはイマイチの画像が多いですね.NGC5364系外銀河NGC5566の他,M90とかソンブレロ銀河(←これはそれほどダメ画像というわけでもないですが,強風の中での撮影でした)とか...

  もしかして,私は「おとめ」には嫌われる運命なんじゃ...

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祝!エンデバー打ち上げ成功

  昨日(11日)日本時間午後3時28分,フロリダ州ケネディー宇宙センターから,日本初の有人宇宙施設「きぼう」の「船内保管室」と,土井隆雄さんら7人のクルーを乗せたスペースシャトル「エンデバー」が打ち上げられた.
  打ち上げは成功で,順調に行けば14日午後6時頃(日本時間)にはISSに「船内保管室」を設置する作業が完了する予定とのこと.これで遂に我が日本も宇宙に拠点を持つことになるわけだ.
  日本がISS計画に参加を決めたのは1985年のこと.しかし,クリントン政権と,続くブッシュ政権ではISS計画に縮小・変更が重ねられた上,2003年の「コロンビア」号の事故によってスペースシャトルの飛行も中断,「きぼう」は開発開始から20年でようやく打ち上げられた.
  「日本初の有人宇宙施設」が打ち上げられたことは喜ばしいことだが,やっぱりこの打ち上げが日本人の手によるものでなかったということがやや残念(クルーの中に日本人宇宙飛行士がいるということがせめてもの救い).莫大な費用がかかる宇宙開発については賛否両論あるのでここではあえてそういう有人宇宙飛行の手段をもつ“べき”だとは主張しないが,「日本初の◯◯」が「他人のフンドシ」でしか実現できないということには寂しさを感じる.いつの日か,日本独自の「宇宙往還機」が実現することを期待したい.

  ところで...
  「なんとか晴れてくれ」と願った昨晩だったが,晴れたには晴れたものの,透明度が非常に低かった.オリオン座ですら輪郭が辛うじてわかる程度,北極星も注意深く探さないと見えない.日付が変わる頃まで粘ってみたが状況は変わらず,もういつもの写真を撮る気もなくなって就寝.「おあずけ状態」は続く...

SETI@home 現在の順位 世界…103,829位(/791,630人)国内…3,865位(/22,828人)
Einstein@home 現在の順位 世界…27,817位(/192,707人) 国内…559位(/2,912人)

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2008年3月11日 (火)

春の夜空

  昨日(10日)昼間は雨.夜には晴れる予報だったが,午後に入ったところで主催の小学校から電話で中止が決定.やはりダメだったか...
  予報の通り,19:00頃には晴れた.とりあえず撮影をするつもりになって早めに帰宅.
  しかし,案の定,いつもの撮影場所は水浸し.そして空は・・・快晴に違いはないが透明度が低く,北極星もやっと見つけられる程度.それでも撮影を強行しようかとずいぶん悩んだけど,夜露と水たまりで機材を濡らしてしまうリスクを冒してみても満足の行く作品は撮れないだろうと判断して撮影は見送り.うーん,残念!
  日付が変わるころ再び外に出てみたが,
2008年3月11日 自宅にて
春らしい夜空だ.天頂付近はそれでもそこそこ星が見えていて,「撮影を強行してみればそこそこ撮れたかも」とも思ったが,低空はかなり霞んでいて,2km程離れている茨城県庁が霞んで見えない.
  そして夜が明けてみれば一面の霧.今朝は薄明開始直前の空は見ていないのでいったいいつ頃この霧が出たのかは解らないけど,地面も木々もじっとりと濡れていたので,機材を持ち出していればきっとびしょ濡れになっていただろう.ま,機材を濡らすリスクを回避したと思って納得するか.

  今晩も晴れの予報.お願い!今晩こそきっちり晴れて!

今年の観望会 予定…18 実施…11 中止…4 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….611(11勝7敗)
連勝は7でストップ.貯金が1つ減って4.

SETI@home 現在の順位 世界…103,987位(/791,308人)国内…3,870位(/22,823人)
Einstein@home 現在の順位 世界…27,909位(/192,622人) 国内…569位(/2,911人)

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2008年3月10日 (月)

おあずけ状態は続く

  EM-400赤道儀を購入してからもうすぐ2ヶ月になろうとしている.その間,この赤道儀を使って撮影することができたのがたったの3回,NGC5170NGC5204など(もう一つの作品はまだ作業中)「そこそこ」の結果は出ているが,まだ満足の行く作品は撮れていない.そもそも,撮影開始から終了まで,まったく問題なく済んだことが一度もない(別にEM-400赤道儀に問題があったわけではなく,私自身が使いこなせていないことが問題.もしEM-400赤道儀に興味をお持ちの方がこれをお読みなら,その点誤解なきよう).
  そろそろ月が明るくなってきて,3月の撮影のチャンスはあと数晩となった.昨晩もなんとか撮影できないかと日付が変わる頃まで様子を見ていたがやはり遂に快晴にはならず.例によって03:00過ぎに見た時には「お,快晴になってたのか?ちょっと勿体ないことをしたかも」と思ったが,
2008年3月10日 自宅にて
やはり透明度が低い.しかも,この写真を撮った直後から,西から薄雲が広がった.機材を持ち出して撮影を敢行していたとしても空振りに終わってしまっていただろう.
  そして現在は雨.今日(10日)夕方には観望会が予定されているが,天気は絶望的.夜半前には晴れる予報にはなっているけど,機材を持ち出せる状況(昼間に雨が降ってしまうといつも撮影している場所には水たまりができてしまう)になるのかどうか...
  おあずけ状態は続く...

SETI@home 現在の順位 世界…104,444位(/790,868人)国内…3,889位(/22,814人)
Einstein@home 現在の順位 世界…28,201位(/192,550人) 国内…566位(/2,910人)

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2008年3月 9日 (日)

残念!

  一昨日(7日)から昨日の明け方までは城里町ふれあいの里天文台ですごし,帰宅したのは05:00頃.少し仮眠して出勤,昼間は種々の作業をして夕方から観望会.
  観望会は珍しく好天に恵まれ,十数人の参加者といろいろな天体を見ることができた.土星は...相変わらず踊っていたけど.どうして今シーズンはこうもシンチレーションが悪いんだろう?
  19:30から始まり,1時間の予定だった観望会はやや延長して21:00頃終了.その後はふれあいの里天文同好会の天体写真撮影会に参加すべく再び天文台へ.
  ところが,天文台に向かう途中で
「赤道儀が故障してしまいました」
というメールが.あぁ,なんてことだ...とりあえず天文台には行ったものの,当然何もできず.2晩撮影日和が続いたのに(私自身は)何一つ成果がなかったとは...残念!

  そして今晩の天気予報は...絶望的.あぁ,やっぱり世の中うまくいかない.

今年の観望会 予定…17 実施…11 中止…3 延期…2 屋内で天文教室…1 勝率….647(11勝6敗)
怒涛の7連勝で貯金は5.

SETI@home 現在の順位 世界…104,443位(/790,456人)国内…3,890位(/22,807人)
Einstein@home 現在の順位 世界…28,321位(/192,477人) 国内…568位(/2,909人)

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2008年3月 8日 (土)

貴重な画像

  昨日(7日)は城里町ふれあいの里天文同好会の例会.良く晴れた上に珍しく多くの会員が参加,さらに4人もの新入会員も加わって大いに盛り上がった.
  天文台の望遠鏡ではオリオン大星雲M41M65M66(昨晩は夜半前まで少し透明度が低くてNGC3628は良く見えなかった!残念),そして土星を観望.
  参加した中学生(?)の女の子が一眼デジカメで土星の写真を撮りたいということだったのでカメラをセットアップ.ピント合わせも無理そうだったので私がピント合わせ.その後はその子が自分でシャッターを切り,撮れた画像に大喜びの様子.私もその画像を見せてもらったが...うーん,いいピント出てるじゃん!
  ここでピンボケだったりすると面目丸つぶれとなるところだったが,私自身もびっくりするほどいいピントが出ていて,どうやらプライドは保てたらしい.
  その後は会員が自作したリレーアダプターボックスを介して天文台の赤道儀にST-Vを接続するテスト(我が同好会にはいろんなものを自作できる人材が豊富!).動作は完璧だった.
  こうなると何か撮ってみたくなるのが人情というもので,例会終了後も数人が残って撮影に突入.いつもは私一人が天文台に残って撮影していたのだが,昨日はみんなでワイワイと撮影.いやぁ楽しいものだねぇ.
  そして↓これが昨晩の最初の戦果(撮影したのは同好会員のMさんだったが本人に無断で掲載.Mさんごめんなさい).
Ngc4565_080307
かみのけ座系外銀河NGC4565.ちなみにこの画像,ダーク&フラット補正もなし.もちろんコンポジットもなし.施した処理はデジタル現像とレベル&トーンカーブ調整のみ.それでこれほど良く写ってしまうのだから凄い!
  その後,M66も撮ってみよう(Mさんのカメラは天体用改造デジタル一眼なのでHII領域の目立つ銀河が面白いだろう)ということになり,その前にもう一度ピントを合わせなおすことにしたのだが,そのピント合わせのテスト露光の最中に震度3の地震.そして↓こんな画像が撮れた!(Mさんの承諾(?)を得て掲載(笑))
Eq_080307
わずか数十秒の露光中に地震が起きるなんて,こんな貴重な画像,狙っても撮れないぞ!
  その後撮影したM66も結果は良好(こちらは無断掲載しません(笑))で04:00頃解散.撮影日和に私地震もとい私自身は何も撮れなかったわけだが,実に楽しい一晩だった.

  そして今晩は同好会の天体写真撮影会の予定.私は別な場所で観望会の予定なので遅れて参加することになるが,おそらく撮影会は明け方まで続くだろうから,今晩は私も何か撮りたいぞ.今晩も天気は良さそうだし,今からとても楽しみ.2晩連続なので体力的にはかなりキツいけど...

SETI@home 現在の順位 世界…104,753位(/790,038人)国内…3,907位(/22,799人)
Einstein@home 現在の順位 世界…28,278位(/192,386人) 国内…567位(/2,907人)

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2008年3月 7日 (金)

幸か不幸か

  またこのタイトル.
  一昨日(5日)から昨日にかけての撮影ではトラブルが続発.幸いにして撮れた画像はそこそこに仕上がった(ホームページへのアップとここでの紹介はもう少しお待ちください)のだが,総露光時間が175分と短めになってしまったのでやや不完全燃焼.オートガイダーを安定して動作させるための実験とR200SSの光軸の追い込みをしたかったので,昨晩はなんとか晴れて欲しかった.その反面,結果的に一昨日から昨日にかけては1時間ほどしか睡眠時間をとれなかったので曇って欲しいという気持ちもあった.
  昼間は結構雲の多い天気だったが,夕方になると晴れ間が広がり,「こりゃ(撮影を)やれるかも」と思ったので,壊れてしまったAC-DCコンバーターの代替品を探しに急いでホームセンターへ.数件をまわってようやくみつけて購入.お値段¥15500なり.ちょっと痛い出費だったが,これまで使っていたものと同じもの.安価なものと違ってこれには安定化回路が内蔵されていて冷却CCDや赤道儀など高価な機材に安心して使えるので,高価なのは「安心料込み」といったところか.
  無事電源装置を手に入れて「よし,これでOK!」と思って見上げた空には・・・雲が広がっていた.帰宅した後も23:00頃までは空の様子を見ていたが,幸か不幸か撮影のできる天気にはなりそうにもなかったので安心して(前日の分も!)爆睡.例によって03:00頃目を覚まし,空の様子を伺ったがこの時もベタ曇りで再び爆睡.

  そんなわけで,結構やる気満々でいたのに曇ってしまったのは不幸.でもおかげで前日の分も休めたのは幸.幸か不幸か・・・複雑だ.でも昨日はちょっと不幸の方が大きかったかなぁ...

SETI@home 現在の順位 世界…105,656位(/789,183人)国内…3,949位(/22,785人)
Einstein@home 現在の順位 世界…28,552位(/192,313人) 国内…572位(/2,907人)

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2008年3月 6日 (木)

またトラブルトラブルトラブル

  昨日(5日)夕方は風が強かったのでどうしようかやや迷ったのだが,もう待ちきれずに撮影を強行.しかし,昨日の私のボヤキが天に通じたのかその風も23:00頃までには収まって結局は撮影日和♪
  ・・・は良かったのだけど...
  トラブル続き.
  まずは撮影時に使用している2台のAC-DCコンバーターのうち,赤道儀と冷却CCDに使っていた方が壊れている(ACのコードが根元で切れていた!)ことが発覚.急遽別な方を赤道儀と冷却CCDにあて,曇り止めのヒーターはバッテリーから電源をとることに変更.
  そして,ピント合わせ→オートガイダーのキャリブレーション→撮影目標の天体を導入.ここまでは至極順調だった.その後・・・ガイド星が見つからない!
  苦労してようやくガイド星を見付け,「さぁてようやく露光開始!」と思ったところで,赤道儀のコントローラーがハイスピードの状態のままオートガイドを開始してしまったため,一瞬でガイド星をロスト.撮影対象も冷却CCDの視野から消えてしまったので再度導入のしなおし.
  再度導入して(今度はガイド鏡もオートガイダーもいじっていないのでガイド星はすぐに見つかった),コントローラーがノーマルスピードのモードになっていることを確認,「よし,今渡こそ!」・・・
  今度は撮影に使っているPCがフリーズ.なんてこった!
  不幸中の幸いというべきか,昨晩最初に撮影対象に選んでいた天体は私としては珍しく薄明開始2時間程前に南中する天体だった.ここまでにかなり時間を浪費してしまったので,撮影対象を薄明開始ギリギリに南中する天体に変更して再度トライ.
  変更した目標天体を導入,今度はすぐにガイド星を見付けて,コントローラーのモードも確認して3たびの仕切りなおし.
  3度目の正直というヤツで今度こそ撮影スタート!
  1時間程は順調だった.「はぁ,これでなんとかなりそうだ」と思っていたのだが,またトラブルはやってきた.今度はオートガイダーがフリーズ.
  「一体なんて日だ!」
  オートガイダーを立ち上げなおし,再度スタート.しかしまた十数分でフリーズ.これを数回繰り返すことになってしまった.
  結局,ホントに薄明開始ギリギリまで粘り,やや総露光時間が短くなってしまったものの撮影は完了.とりあえずはボツにしなくてすみそうだ.

  ↓ようやくオートガイダーが安定してくれたところで撮影したいつもの写真.
2008年3月6日 自宅にて
ここ数日の中では最高に良い星空だった.

  はぁ,しかし苦労した...でもね,こうして苦労するというのもまた,天体写真の楽しみの一つなわけですよ.おまけに,赤道儀は(実はオートガイダーも)手に入れたばかり.使いこなせるようになるまでの苦労が大きければ大きいほど,愛着も大きくなるのでしょう.
・・・きっと・・・

  追記:そして朝には・・・一晩かけて大量に花粉を吸い込んだおかげで(案の定!)地獄をみたのだった.

SETI@home 現在の順位 世界…105,656位(/789,183人)国内…3,949位(/22,785人)
Einstein@home 現在の順位 世界…28,682位(/192,232人) 国内…573位(/2,906人)

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2008年3月 5日 (水)

辛い季節

  真夜中から明け方にかけて活動している天文屋にとって寒さの厳しい真冬というのも辛い季節.3月にもなるとその冷え込みも和らいでくる.高く昇るようになった北斗七星を見ると「寒さに耐えなくてはならないのももう少しだなぁ」と感じるものだが...
  次にやってくるのは花粉の季節.実は重度の花粉症を患っている私も今週に入ったあたりから症状が出始めた.しかも!
しし座 2007年10月17日撮影
自宅の東側,この写真(撮影は昨年の10月)の下に写っている林は杉林(泣).
撮影する時はこの場所で一晩を過ごすわけで...大変な朝を迎えることになる.そもそも,今年症状が出始めたのは種々のテストとR200SSの光軸調整をしただけで撮影はできなかった先日の朝.あぁ,辛い季節がやってきてしまった...

  でもね,撮影ができない日だって,昼間の間に花粉は吸い込み,多かれ少なかれ症状は出るわけで,それならいっそ思う存分撮影に打ち込めて,その代償として大量の花粉を吸い込む方が気分的には救われるわけですよ.それだけに空振りに終わるとサイテーだけど.
  あぁ,きっちり晴れてくれないものかねぇ...

SETI@home 現在の順位 世界…106,007位(/788,664人)国内…3,964位(/22,775人)
Einstein@home 現在の順位 世界…28,653位(/192,159人) 国内…572位(/2,905人)

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2008年3月 4日 (火)

あいもかわらず

  撮影のチャンスに恵まれない.
  昨日(3日)の夕方は雨.その雨は早い時刻に止んだが,その後はベタ曇り.
  日付が変わる頃まで粘っていたがやっぱりベタ曇りのまま.そして03:00頃にもう一度見た時には「お!晴れてるじゃん!」ということで外に飛び出したものの...
2008年3月4日 自宅にて
黄砂の影響か,思いっきりくすんだ空で北極星を探すのにも苦労する有様.

  現在は晴れているものの,今晩もどうやらダメそうだ.
  あーあ,いつになったら気持ちよく撮影できるんだろう...

SETI@home 現在の順位 世界…106,696位(/787,542人)国内…3,990位(/22,750人)
Einstein@home 現在の順位 世界…29,092位(/192,081人) 国内…578位(/2,905人)

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2008年3月 3日 (月)

やっぱりジンクスは生きている

  私は新しい機材を手に入れてもしばらく使えない
  このジンクスにどれだけ泣かされていることか.
  1月19日にEM-400赤道儀を購入してから今までにまだ2回しか使えていない.その2回も使い慣れていないことやオートガイダーの不調などで満足のいく結果にはならなかった.そして,先週またちょっとした新兵器を購入したのだが,なんとかテストができただけでまだ使うチャンスに恵まれていない.そのテストは良好で,主鏡を清掃したR200SSの光軸調整も終了,今なら万全の体制で撮影に臨めるはずなのに.
  昨日(2日)夕方は−8等のイリジウムフレアが見られたはずだったのにベタ曇り.日付が変わるころまでベタ曇りのままでやっぱり撮影はできず.それが明け方には
2008年3月3日 自宅にて
とりあえず快晴.まぁこれだけ透明度が低ければ撮影はどのみち無理だけど.

  天気予報によれば明日にかけて日本の広い範囲で黄砂が予想されるとのこと.明日夜には次第に解消するらしいけど,黄砂が入ってくるとさらに撮影のチャンスが減るなぁ...あぁ憂鬱...

SETI@home 現在の順位 世界…106,790位(/787,531人)国内…3,992位(/22,745人)
Einstein@home 現在の順位 世界…29,244位(/191,989人) 国内…584位(/2,902人)

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2008年3月 2日 (日)

天文台にて

  昨日(1日)は城里町ふれあいの里天文台で観望会.
  3月に入ったとはいえ,まだ寒い時期なので参加者は10名程度.しかし,夏休み期間中のように数百人も参加する観望会より,10人程度でこぢんまりとした観望会の方が内容としては充実する.昨日も観望対象は土星に火星,そしてオリオン大星雲.昨日の空はシンチレーションの状態は悪いが透明度は高い空で,土星と火星は相変わらずの “Dancing Saturn” & “Dancing Mars” だったけど,オリオン大星雲の方は素晴らしい見応えで,40cm鏡では
オリオン大星雲の眼視イメージ
↑このくらいの感じに見えていた(この画像は以前デジカメで撮影したものを眼視のイメージに近くなるように加工したもの).私が出会った今シーズン最高のオリオン大星雲だった.

  観望会終了後は訳あってしし座の9.7等星を探す.その“訳”そのものには若干反感があったりするのだが,そういう未知の星(もちろん天文学としては既知だけど,私にとっては未知)を製図を頼りに探すというのはなかなか面白いものだ.なんだか宝探しをしているような気分.だいたい,こんな“訳”でもなければ9.7等の何の変哲もない恒星を見ようなんて思わないだろうし.で,30分程で見つけたのだが,「9.7等の何の変哲もない恒星」が見て面白い訳もなくとりあえず位置だけ覚えて終了.

  そんなこんなで昨晩は撮影はできなかったけど,思いっきり撮影日和だった.あぁ...なかなかうまくかみ合ってくれない...

SETI@home 現在の順位 世界…106,704位(/786,832人)国内…3,993位(/22,728人)
Einstein@home 現在の順位 世界…29,372位(/191,911人) 国内…588位(/2,899人)

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2008年3月 1日 (土)

やっぱり

  昨日(29日)夕方は快晴だったので,R200SSの光軸調整と種々のテスト,そしてあわよくば撮影♪と思って胃酸でもとい勇んで帰宅.ところが...
  機材を展開中に早くも薄雲が広がった.それでも,最低でも光軸調整とテストだけはなんとかやりたかったのでそのまま作業を続行.
  雲に阻まれながらも23:00頃までには全てのテストが良好な結果で終了,光軸調整もテスト撮影の段階では満足のいくレベルになるまでになった.さてこうなれば何か撮ってやりたくなるのが人情というものだが...
  全天のほとんどが薄雲に覆われてしまった.
  それでもせっかく調整が終わった状態なのにそのまま撤収する気になれず,そのまま1時間ほど様子を見ていたのだが,状況はむしろ少し悪くなってしまった.
  「もはやこれまでか...」
撤収を開始.

...

  まぁね,予想はしていましたよ.もしかしてそうなるんじゃないかと...

撤収完了の頃は快晴.

  やっぱり私は行いが悪いらしい.

SETI@home 現在の順位 世界…106,880位(/786,328人)国内…3,996位(/22,716人)
Einstein@home 現在の順位 世界…29,518位(/191,819人) 国内…591位(/2,897人)

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