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2007年9月16日 (日)

うれしい観望会

  昨日(15日)は夕方雲が出てちょっと心配だったけど,城里町ふれあいの里天文台は無事開館.薄雲が多くて雲量5程度だったのがちょっと残念ではあったものの,透明度はすばらしかった.
  連休初日とあって来館者は100人超.天文台は夏休み以来久々の賑わいだった.
  望遠鏡での観望対象は今シーズン初の二重星団h-χ.まだ高度が高くならない時期ではあるものの,昨日の素晴らしい透明度のおかげで実に素晴らしい見応え.望遠鏡を覗いた方の多くが「うわ〜!」と声を上げてくれて,なんだかとってもうれしい気分.さらに,「今,宇宙を8000年もの間ひた走って来た光を,たった7mmくらいの目がとらえたんですよ」というお話をしたところ大変感動していただけた.またちょっとうれしい気分.
  ドームの外では肉眼で見える星々のお話.「この夏の大三角,こうして見ているとただの三角形ですが,ベガまでの距離は25光年,アルタイルが17光年なんですが,もう一つのデネブは実に3000光年も彼方にあるんです.ですから,夏の大三角は実はデネブの方向にものすごく細長い三角形なんです.そう思って見ると,遠近法で細長い三角形に見えてくるような気がしません?」これまたいたく共感していただけてまたうれしい気分.
  「星々までの距離を知ると,星空が立体に見えてきて,『自分が宇宙の中にいる』ことを実感として感じることができるようになるんですよ」
  その他,子供から出た質問をきっかけにして宇宙人の話も.「実は僕もね,最近宇宙人探しをはじめたんだよ.」SETI@homeを始めたのがここで始めて役にたった.やっぱりね,想像や理屈だけで「いる」とか「いない」とか言うより,私自身が探しているという事実があった方が,子供たちの心に訴えかけるものがあると思う(という理由もあってSETI@homeを始めたんだけど,実際やってみると結構楽しいんだよな,これが).
  閉館前30分くらいになると大体の参加者はお帰りで,残っていたのは一家族のみ.せっかくなのでここからは色々とサービス.h-χ を倍率をいろいろと変えて見てもらったり,主砲の40cmでも見てもらったり(40cm鏡はニュートン式で接眼部が高い位置になってしまうため,危険回避のため参加者が多い観望会ではなかなか使えない),アンドロメダ銀河も見てもらったり.普段の観望会ではなかなか星雲・星団を楽しんでもらえるチャンスがないのだけれど,昨日のこの家族にはじっくりと楽しんでもらえた.やっぱり星雲・星団を楽しんでもらえると私もとっても幸せ.先週土曜日の観望会でもそうだったけど,ホントは小人数の方がじっくりと楽しんでもらえていいんだよね.「多くの人に楽しんでもらいたい」という気持ちもあるのでちょっとジレンマではあるけれど.
  昨日の観望会は多くの人と楽しいお話ができ,多くのことを共感できてとても楽しかった.時々「星を見るのに知識なんていらない」なんて主張する人がいるけれど(それも確かに一理はあるとは思うけど)やっぱりそれだけじゃつまらない.知ることによって感じられることがものすごくたくさんあるし,知らなければ感じられないロマンがものすごくたくさんあるから.やっぱり宇宙は知れば知るほど面白い!

  最後に...
  もしこれを読まれた方の中で,城里町ふれあいの里天文台に行ってみようと思われている方がいましたら,21:30頃来館されることをお勧めします(天気にもよりますが).閉館前にお客さんが少なくった時はサービス満点ですから(笑).

今年の観望会 予定…75 実施…42 中止…21 延期…4 屋内で天文教室…8 勝率….560(42勝33敗)
2連勝で貯金が1つ増えて9.

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