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2007年8月17日 (金)

ミラの尾

  くじら座の変光星「ミラ」に全長13光年に及ぶ尾が観測された.
  これはミラが放出した炭素や酸素などの物質が尾の様に見えているのだという.そしてこれらの物質は遠い将来,新たな恒星や惑星の材料になる.
  ミラでは以前にも,もうじき天寿を全うしようとするミラAから伴星であるミラBにむかって物質が流れ込み,ミラBの周りには円盤を形成されているらしいことが観測されていた.この円盤からは惑星が産まれる可能性がある.
  死に行く星「ミラ」.末期の時が迫っている事を知り,必死になって後の世代のための準備をしているようだ.もちろん,ミラを望遠鏡で眺めてみてもただの光点にしか見えない.でも,こういった事実を知った上で眺めれば感動もひとしおだろう,今度機会があったら是非見てみたい.
  「星を見るのに知識はいらない.美しさを感じるだけでいい」と言う人もいる.そうだろうか?望遠鏡を覗くだけでは決して解らない事実を知っているか何も知らないのかでは感動は天と地ほども違うのだ.ばら星雲NGC2467なども,眼視では「美しい」と感じるほどに見えることはほとんどないだろう.しかし,そこで繰り広げられているドラマを知れば,そこに見えている微かな光を自分の目で捉えたことの感動はとても大きなものになる.ただぼーっとした光のシミにしか見えない系外銀河たちも,その距離を知るだけで感動は大きく大きくなる.
  そう,宇宙は知れば知るほど面白いのだ.いつも頭上にある夜空.その中では語り尽くせないドラマが繰り広げられているのだ.それを知ることは天文趣味人の特権であり,私はそういうことを多くの方に味わってもらうために観望会をするのだと認識を新たにした.切磋琢磨せねば...

  昨日は夕方から雨.時おり雷を伴い激しく降った.夜半過ぎに晴れ間が広がり,少し星も見えていたが,「もう少し晴れ間が広がってから」と思っていたらいつの間にかベタ曇りになってしまっていた.う〜ん,残念.そうなるともう写真を撮る気もなくなったので今日は写真は休み.

自作プラネ  ひとこと作業日誌
作業は現在停滞中.そんな中,プラネではない新たな道具のアイディアが浮かんだ.しかしまぁ,空気望遠鏡も作りかけで1年以上ほったらかしだし,どうしようか...

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