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2007年3月28日 (水)

怒涛の新古作シリーズ その3

  さて怒涛の新古作シリーズ第3弾.そして超絶にレアな天体シリーズ第1弾(ということは第2弾もある!?),
うしかい座の系外銀河UGC9242 “Superthin Galaxy”
3月14日から15日にかけて 撮影した,うしかい座系外銀河UGC9242『Superthin Galaxy です.珍しい画像でしょう!ネットを検索してもなかなかこの天体の画像にはお目にかかれません.
  この天体,見掛けのサイズは5分×0.3分.“Superthin Galaxy”の異名の通り非常に薄い銀河です.資料が少なくて苦労しましたが,妥当と思われる距離は約7000万光年.とすると実直径は5万光年で厚さは3000光年足らずというところです.さらに面白がって,この銀河中,中心から1万5000光年の距離(つまり中心から半径の5分の3の位置,我々の太陽系が銀河系の中心から3万光年の位置にいるのとほぼ同じ割合)から銀河中心方向を見た時に「天の川」がどれくらいの厚さに見えるか計算してみたところ,「天の川」の見掛けの幅は11分.腕を延ばした時の拳の大きさ程度ということになります.いったいどんな世界なんでしょうね.
  さて肝心の作品の方は,画質としてはややダメ画像の部類ですが,今回は「写った」ということだけでと〜っても嬉しいです.この天体のことを知ったのは約3年前.しかし,この時期はなかなか晴れない&晴れても透明度が低いので毎年指をくわえて見送っていただけに喜びもひとしおです.興味は尽きなくて撮影は難しい天体なだけに,機材をグレードアップしたら是非ディテールに迫ってみたいと思っています.

  怒涛の新古作シリーズはまだ続きます.次回は「ややレア」な天体です(画像がちょっとダメダメだったりしますが...).

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