昨日(20日)は朝早くから今日のためのリハーサル.その後地元のFM局の番組に出演して,当日の観察の注意点などをお話して,午後からは今日の会場へ行って最終打ち合わせ.
そしてその後,今日の観望会へ向けての最後の準備.荷物を車に積み込んで,準備が完了したのが22:30過ぎ.
今日は,観望会をやりながら撮影もこなすつもりだったので,望遠鏡の曲軸をしっかいり合わせるために,午前2時には会場入りする予定だった.
が,
午前01:30・・・ベタ曇り.
午前02:30・・・ベタ曇り.
午前03:30・・・ベタ曇り.
この間,自宅で待機.しかし,結局晴れそうな気配がないまま,午前04:00に自宅を出発.この頃もベタ曇りだった.
「こりゃあダメか?」
と思いつつ,05:00前に会場に到着して準備開始.しかし,この準備中に晴れ間が広がり,05:30頃には太陽が見えるようになった.撮影用の望遠鏡を設置した後,苦心惨憺して用意した「ピンホール望遠鏡」を,観望会参加者が自由に扱えるように会場に配置.
食が始まる前に,参加者が三々五々集まり出した.かなり早くから来ていた方が,たくさん並んだ私の「作品」を見て,
「へぇ,これで見えるんですか,こりゃあワクワクしますね」
とか.なんだかこちらまでワクワク.
そして,午前06:20頃,「食」が始まった.
今回はHα望遠鏡でも撮影に挑戦.
大きな活動領域もあって結構面白い.
数分後,「ピンホール望遠鏡」でも欠けている様子が分かるようになった.
会場の様子は↓こんな感じ.
ほぼ中央に,全長2mの「ピンホール望遠鏡」がある.ソイツが投影した太陽の像が↓こんな感じ.
おぉ!ばっちりわかるじゃないか!
実は私自身,こうやって日食を見るのは初めて.理屈では「できるはずだ」とわかっていても,本当にこうして形が写るということを「目撃」したのは初めてなのだ.
この頃,先ほどの方が,
「いやぁ,これは面白いですねぇ.ありがとうございます」
と言って,握手を求めてこられた.いや,始まったばかりでそんなことしないでくださいよ.あんまりにも嬉しくて,張りきっちゃうじゃないですか.
というわけで,張りきっちゃった私はこの後,会場を走り回り,あっちこっちで解説やら「ピンホール望遠鏡」の使い方の説明やら撮影やら.
で,07:35頃.歓声があがった.
「あ゛,金環になっちゃった」
金環になる瞬間を見逃しちゃったじゃないか.
07:36頃.ほぼ同心円.
この頃,↓コイツが大人気.
ピンホールで作った,「金環」による「2012-05-21 水戸」の文字.
「これは記念になる!」
ということで,これを皆で代わる代わる写真に撮っていた.
「これはきっとみんなに喜んでもらえるだろう」
と思っていたので,作戦大成功!ではある.
07:38頃,反対側の「環」が切れ,「金環」が終了.
「えー,もう終わりぃ?もっと見たかったのに〜」
「いや,ほんのちょっとの間だからこそ,こうして貴重で感動的なんですよ」
なんて会話も.
この後,月は太陽の前を通り過ぎて行き,08:00頃,
まぁここまで見れば満足ということで,そろそろ帰ろうとする方が出始めた.
と,ここで,参加者の中の一人の呼びかけで,参加者の皆さんがなんと「私に」拍手.うぅ・・・ちょっと涙目・・・いやそこまでしていただけるとは・・・苦労して準備した甲斐があったというもんです.
08:30頃までには参加者の皆さんは帰って行かれたが,私自身はもちろん最後まで撮影を敢行.09:10頃終了.
機材の撤収を済ませると,軽く「燃え尽き症候群」.準備はかなり大変だったけれど,参加者の皆さんのおかげで完全燃焼.
実を言うと,私自身はあまりにもあちこちと走り回っていたので,あんまり見ることができなかった.でも,皆さんにこれほど喜んでいただけたのが何より.恐らく,自分自身が楽しむために準備をしていたのであれば,今回ほど楽しむことはできなかったと思う.
おかげさまで,私にとっても,一生の思い出となる日食となりました.参加された皆様,本当にありがとうございました.
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